大河なのに小粒感が強い『直虎』……柴咲コウと高橋一生の気持ちの通わない展開にやきもき

Business Journal / 2017年4月24日 18時0分

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 柴咲コウが主演するNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』の第16回が23日に放送され、平均視聴率は前回より0.7ポイント減の13.7%(関東地区平均、ビデオリサーチ調べ)だったことがわかった。

 前回、寿桂尼(浅丘ルリ子)から虎松の後見としてお墨付きを得た井伊直虎(柴咲コウ)は、無事に井伊谷に帰還。帰りを待っていた瀬戸方久(ムロツヨシ)はさっそく、経済振興策として木綿を栽培することを提案。直虎はさっそく瀬戸村の農民たちに作らせようとするが人手が足りず、農民を借りようと井伊谷三人衆のもとを回るも、すべて断られてしまう。だが、小野政次(高橋一生)の「うわさを流せばよい」との助言に従ってみると農民たちが続々と井伊谷に押し寄せ、人手をまかなうことができた――というあらすじ。前回に続いて「困難を知恵で解決する」という話ではあったが、前回の寿桂尼のような強大な敵がいなかった分、小粒なエピソードとなった。

 今回は、「直虎を守るために、彼女の後見就任を阻止する」との目的を失った政次が、どう行動するのかに視聴者の注目が集まっていた。これまではその真意を悟られないために、今川家にも井伊家にも「小野は今川の味方ですよ」とアピールしてきたわけだが、今川家に直虎が認められた以上、今後は今川家にいい顔を見せつつも直虎をしっかりと支えていかなければならない。そんな政次の姿勢はまず、死んだ直親の妻であるしの(貫地谷しほり)への態度に表れた。

「そなたの不手際のせいで、これからの井伊はあの女(直虎)のやりたい放題ということですね」と政次を責めるしのを「あまりあちらこちらに噛みつかれますと、頼りを失いまするぞ」と冷たく一喝。味方である自分に歯向かうとは何事だ、と言っているように見えるが、実のところ「直虎を逆恨みするのもいい加減にしろ」とたしなめているように思える。しのの直虎に対する無礼な態度に嫌気がさしていた視聴者も、「よくぞ言ってくれた」とスッキリしたのではないだろうか。

 続いて政次は、農民を借りられずに苦労していた直虎に「農民を貸したって領主には得がないんだから、当の農民に直接うわさを流せばよい」と具体的なアドバイスをする。もはやただのいい家臣で、直虎を助けたいとの真意がまったく隠れていない。いくらなんでもそれは直球すぎるだろうと思いきや、「いやみを言いにきた」くらいにしか思っていない直虎。鈍感力がすごいと言うべきか、一度思い込んだらそれしか見えないと言うべきか。こんなに助けようとしてくれる政次に対して感謝するどころか毛嫌いするとは、主人公とはいえあまりにも態度がひどいのではないかと言いたくなってくる。

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