「プルーム・テック」東京上陸で「加熱式たばこ」争い激化! JTの現状とこれからは?

Business Journal / 2017年8月3日 6時0分

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 ご存じの通り、加熱式たばこが三つ巴のバトルを繰り広げている。愛煙家の関心といったレベルは優に超え、さまざまなメディアが経済ニュースの文脈で報道。中には需要増を背景とした株投資に関する記事もある。こうなると、嫌煙家としてもビジネス的に注目せざるを得ない、立派な社会的関心事といっていいだろう。

 改めてラインナップを確認しておく。先行リードに成功し、すでに全国販売を行っている「iQOS(アイコス)」(フィリップ・モリス・ジャパン)に、「glo」(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)と、「プルーム・テック」(日本たばこ産業=JT)の2機種が挑むという構図だ。

 特にプルーム・テックは唯一の「日の丸ガジェット」だけに、多くの注目が集まっている。これまではオンラインと福岡市内の一部販売店でしか購入できなかったが、今年6月に満を持して東京・銀座と新宿三丁目に専門ショップをオープン。更に7月から中目黒の専門ショップと都内のたばこ販売店など約100店舗でも販売を開始しており、首都圏へ「殴り込み」をかけた格好だ。

 とはいえ、実際に手に入れるためにはネットでIDの登録と事前予約が必要となる。理論上では、登録から最短で2時間程度で購入が可能なのだが、人気に生産が追いつかず、現在でも品薄状態が続いているという。

 現在、日本国内における紙巻きたばこの市場は年間約1738億本(2016年度)。これが年末になると、そのうち15%が加熱式たばこに置き換えられるという予測もある。なぜ、ここまで愛煙家の関心を集めているのか、JT広報部に分析してもらった。

「やはり日本人が、周囲の人々に気を使う人間性を持っているからか、と考えています。たばこの問題点として受動喫煙が指摘されていることもあり、以前から『周りの人々に迷惑をかけずにたばこを吸いたい』という潜在的なニーズが高いことは把握していました。加熱式たばこは、そうした需要に応えたわけですが、正直なところ、予測を遥かに上回る人気には、私たちも驚いています」

 ご存じのとおり加熱式たばこはたばこ葉を燃焼しない。そのため燃やす時に発生してしまう臭いもほとんど発生しない。喫煙者側も煙ではなく蒸気を吸うため「雑味が少ない」と歓迎する向きも少なくなく、周囲の人々も不快になる確率が下がるというわけだ。

 あくまでも「社の運用」だが、JT本社内では紙巻たばこは喫煙室でしか吸えないが、プルーム・テックは自席での使用が認められているという。飲食店やタクシー、レンタカーなどの業界でも「紙巻きたばこは禁煙だが、加熱式たばこならOK」という方針を採用するところが散見されるようになってきた。

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