市川市長選、選管の開票作業に異議相次ぐ…再選挙で税金1億円が無駄、市長不在へ

Business Journal / 2017年12月20日 23時0分

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 立候補者5人全員が法定得票(有効投票総数の4分の1)に届かず、再選挙となった千葉県市川市長選挙。市長選と同時に行われた市川市議会議員補欠選挙をめぐり、次点で落選した元市議が市川市の選挙管理委員会に「開票作業には不自然な点が多い」と異議申し立てを行ったことで、再選挙の見通しが立たなくなっている。

 再選挙の日程は、異議申し立ての判断が確定するまで決められない。現職の大久保博市長の任期は12月24日で、雲行きによっては長期にわたる“市長不在”の事態となるかもしれない。

●補選の落選者が選管に抗議、決まらない再選日程

 11月26日に行われた市川市の市長選および市議補選の結果は次の通りだった。

【市川市長選挙(当選者なし)】
村越祐民(元衆議院議員) 28109票(得票率23.6%)
坂下茂樹(前千葉県議会議員) 27725票(得票率23.3%)
田中甲(元衆議院議員) 26128票(得票率21.9%)
高橋亮平(元市川市議会議員) 20338票(得票率17.1%)
小泉文人(前市川市議会議員)16778票(得票率14.1%)

【市川市議会議員補欠選挙】
大久保貴之 39765票 当選(前市長の息子)
星健太郎 19324票 当選
石崎英幸 17338票 次点
冨田嘉敬 14364票
中町圭 12954票
吉住威典 4162票

 異議申し立てを行った石崎英幸氏(補選の次点)は、フェイスブックやツイッターで市長選について次のように述べている。

「市川市選挙管理委員会が確定を出す前に各候補の票数がピタッと一桁まで正確に流出している。しかも、村越候補の山に高橋候補の票が積まれていたので高橋候補の票が1,000票少なく19,338票として流出していた。(高橋候補の正式確定は20,338票)。立会人が見つけなければ高橋候補の1,000票は村越候補の票になっていた可能性は否定できない。確定前の各候補の票数を開票所にいる職員が関わらなければ情報も流れないし票も混入することはないだろう。市川市選挙管理委員会はどんな言い訳をするのか、それとも過ちを認めるのか連絡を待ってみます」

 この申し立てについて、ある市川市議は筆者の取材に次のように答えた。

「石崎氏は『票の開け方が不自然だ』としています。彼は開票率77%時点で2番手で当確線上にいました(当選者数は2名)。市長選でも同じく、『開票率77%の時点と最終結果で順位が変わっていた』と言いますが、全国区の選挙ではなく地方選挙ですから、開票が進むにつれて順位が変わっても不思議ではありません。票のまとめ方など、開票の段取りによっても起こり得ることでしょう。そのため、『負け惜しみだ』と言われています」

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