女子カーリング、JAからの報奨「米」6トンで税金支払い発生?

Business Journal / 2018年3月3日 0時0分

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 元国税局職員、さんきゅう倉田です。好きなオリンピックは「アテネ」です。

 平昌オリンピックが終わりました。日本は、金4個、銀5個、銅4個と、過去の大会よりメダルを増やし、多くの国民が歓喜しました。

 そんななか、日本カーリング界初のメダルを獲得した女子代表に、報奨金ならぬ“報奨米”が贈られると話題になりました。カーリング女子日本代表のオフィシャルスポンサーを務める全国農業共同組合連合会(JA全農)が、米100俵、6トン相当分を贈呈することにしたと発表しました。

 カーリングでは、メダルを獲っても競技団体からは報奨金が出ず、日本オリンピック委員会からの報奨金100万円以外に贈られるのがお米だけということも注目された要因です。

 さて、オリンピック選手が獲得した賞金や賞品について、税金はどうなるでしょうか。お米でもらった場合は、税金はかからないのでしょうか。

 日本オリンピック委員会(JOC)の規定では、メダルごとの報奨金が次のように定められています。

・金メダル…500万円
・銀メダル…200万円
・銅メダル…100万円

 さらに、JOCの報奨金以外にも、各競技団体からの報奨金も決まっています。例えば、冬季オリンピックの花形であるフィギュアスケートは、JOCと同じく、金500万円、銀200万円、銅100万円が贈られます。JOCの報奨金と合わせると、金メダルで1000万円。2種目で金メダルを獲れば、2000万円受け取れることになります。

 それ以外にも、スポンサーや所属企業からの報奨金とボーナスがもらえるケースもあります。しかし、すべての競技団体が報奨金を出すわけではなく、カーリングやボブスレーの選手は1円ももらえません。メダルを獲得しても、JOCからの報奨金だけです。もちろん、スポンサーや所属企業からの賞金やボーナスがあるかもしれませんが、マイナースポーツでは高額な金銭を受け取ることはないように思います。

●報奨金に対する税金

 今回は、それぞれの報奨金に関して、税法上の取扱いを解説します。

 JOCからの報奨金は、非課税とされています。また、パラリンピックでメダルを取った場合も、日本障がい者スポーツ協会(JPSA)から報奨金が出ますが、同様に非課税です。さらに、JOCに加盟している競技団体であれば、その団体から支払われる報奨金も非課税です。

 所得税法9条では、非課税所得について次のように規定されています。

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