『正義のセ』第1話直後に「離脱宣言」する視聴者続出…視聴率急落が必至か
Business Journal / 2018年4月13日 19時0分

吉高由里子が主演を務める連続テレビドラマ『正義のセ』(日本テレビ系)が4月11日に第1話を迎え、平均視聴率11.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録した。
同ドラマの原作は、阿川佐和子の同名小説シリーズ。主人公の新米検事・竹村凜々子(吉高)は正義感が強く、思い込んだらまっしぐらなタイプで、しかも喜怒哀楽の激しい人情派。まっすぐすぎる性格ゆえ、壁にぶつかることも多いが、検察事務官・相原勉(安田顕)や先輩検事・大塚仁志(三浦翔平)から、あきれ半分ながらも支えられ、一生懸命“正義”をまっとうするといったストーリー。凜々子の上司で、横浜地方検察庁港南支部の支部長・梅宮譲役は、当初キャスティングされていた大杉漣が2月21日に急逝したため、寺脇康文が代役を務める。
第1話で大阪から港南支部に異動してきた凜々子は、さっそく建設会社社員・向井俊哉(浅利陽介)が上司・恩田徹(石黒賢)から暴行を受けたとして被害届を提出した傷害事件を担当。ところが、日常的なパワーハラスメントがあったと話す向井に対し、恩田はパワハラや暴行の事実を否定。両者の主張が食い違うなか、凜々子は感情的に「恩田は嘘をついている」と決めつけるが、相原や大塚など港南支部の面々から「証拠がないこと」を指摘されてしまう……という展開だった。
今期、吉高とほぼ同年代の長澤まさみが、フジテレビ系「月9」枠で4月9日に放送を開始した『コンフィデンスマンJP』の主演を務めており、こちらは初回9.4%と1ケタ発進。吉高は、長澤に1.6ポイントの差をつけてスタートを切ることができたわけだが、だからといって決して安心できる状況ではない。フジにしては上出来の数字を獲得している『コンフィデンスマンJP』は、インターネット上に否定的な書き込みもあるものの、期待の声も多く上がっている。かたや吉高の『正義のセ』は、すでに「飽きた」と言われてしまっているのだ。
今回、凜々子は自分の無力さを痛感し、一度は自信を失うも、家族に見守られ、相原や大塚にも協力してもらって復活……と、誰もが予想していた通りの展開を繰り広げた。このパターンはとてもありきたりで、良くいえば「わかりやすい」ため、何も考えずに見ることができるドラマではあるが、目新しさがないので「つまらない」ともいえる。
実際に、ネット上では「驚きも感動もなかった」「2話以降もこんな感じなら、もう見なくてもいいかな」と、拍子抜けして“離脱宣言”している人も少なくない。そうなると当然、視聴率は下がるので、もしかすると「第1話の数字がピークだった」という結果もあり得る。
もはや今後どれだけ数字を伸ばせるかよりも、いつまで2ケタ台で踏ん張れるかという見方のほうが正しいのかもしれない。
(文=美神サチコ/コラムニスト)
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