日産、ルノーと合併協議か…実現なら国内はトヨタ・ホンダ「2強陣営」に集約の動き

Business Journal / 2018年5月31日 0時0分

 ホンダの純利益は1兆593億円。日本企業の純利益が1兆円を超えるのは、トヨタ、三菱UFJフィナンシャル・グループ(15年3月期、1兆337億円)、ソフトバンクグループ(17年3月期、1兆4263億円)に続き4社目。

 米国の法人税率の引き下げによる税負担の軽減で3461億円を純利益に上乗せした。一方で、19年3月期の純利益は5700億円と大幅に減る。ホンダは7社のなかで税負担軽減効果がもっとも大きかった分、減益幅が最大となる。

●日産、ルノーと合併か

 日産自動車の純利益は7468億円。昨年発覚した新車の無資格検査問題に伴うリコール(無料回収・修理)費用900億円を計上したことで営業利益は減益となったが、米国の法人減税の効果で純利益は増えた。一方で、19年3月期の純利益は5000億円と大幅に減る。

 日産については、日産と仏ルノーが合併協議をしているとの報道が駆け巡っている。カルロス・ゴーン会長は経営統合の可能性に言及したこともある。

 西川廣人社長は5月14日の決算記者会見で、「企業連合を組むルノーとの間で資本構成の変更を検討する」考えを示した。日産はルノー株の15.0%を持つ一方、ルノーは日産株の43.4%を保有している。西川氏の発言は、資本関係の再構築の必要性を指摘するゴーン氏の主張に寄り添った格好だ。日産はフランスの会社になるのか。今年の自動車業界最大の話題となる。

 スバルの純利益は2203億円。無資格検査とタカタのエアバッグ問題を受けたリコール費用を合わせて1062億円計上した結果、7社のなかで唯一、減益となった。

 スズキの純利益は2157億円で過去最高。マツダの純利益は1121億円と増益になった。三菱自動車の純利益は1076億円で、燃費不正問題による低迷から脱し、ようやく黒字転換を果たした。

●収益力はスバルがトップ

 自動車メーカーの収益力を測る指標に、売上高営業利益率がある。営業利益は会社の本業の利益を表し、売上高営業利益率ランキングは企業の稼ぐ力を表している。

【自動車大手7社の18年3月期の営業利益率】
・スバル:11.1%
・スズキ:10.0%
・トヨタ:8.2%
・ホンダ:5.4%
・日産:4.8%
・三菱自:4.5%
・マツダ:4.2%

 スバルの営業利益率は、依然として業界トップ。スズキの営業利益率が初めて二ケタ(10%)台に載った。日産、三菱自、マツダは4%台にとどまり、「利益なき繁忙」を浮き彫りにした。

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