「寿司がおいしくなかった」かっぱ寿司、おいしくなった途端に客数増

Business Journal / 2018年9月21日 0時0分

 たとえば、今年6月は32カ月ぶりに客数が前年同月を上回ったわけだが、この月はサイドメニューが充実していた印象がある。5月上旬に「白いスープカレーラーメン」を販売し、続いて6月下旬に「えびそば一幻監修 海老ラーメン」を発売した。白いスープカレーラーメンは発売3週間で10万食、海老ラーメンは発売10日間で10万食を売り上げるほど好評だったという。5月下旬からは夏季限定で「ラムネ氷パフェ」と「いちごみるく氷パフェ」を販売した。こうしたサイドメニューを目当てに来店した人が少なくなかったのではないか。

 サイドメニューを強化したほか、「食べ放題」を実施するなどして何かと話題を振りまいてきたことも大きいだろう。こうしたなりふり構わず打ち出してきた施策が徐々に成果として表れているといえそうだ。

 かっぱ寿司の既存店売上高は回復基調にある。とはいえ、まだ完全復活を遂げたとまではいえない。今期は、売上高こそ3勝2敗と勝ち越してはいるが、客数は1勝4敗と大きく負け越しているためだ。減少幅が縮まっているとはいえ、この傾向が今後も続くかは予断を許さない。完全復活を遂げるにはもう少しの努力と時間が必要だろう。
(文=佐藤昌司/店舗経営コンサルタント)

●佐藤昌司 店舗経営コンサルタント。立教大学社会学部卒。12年間大手アパレル会社に従事。現在は株式会社クリエイションコンサルティング代表取締役社長。企業研修講師。セミナー講師。店舗型ビジネスの専門家。集客・売上拡大・人材育成のコンサルティング業務を提供。

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