全自動コーヒー抽出器「FURUMAI」が密かにブーム…有名バリスタたちのノウハウ凝縮
Business Journal / 2018年10月13日 0時0分

--「現象の裏にある本質を描く」をモットーに、「企業経営」「ビジネス現場とヒト」をテーマにした企画や著作も多数あるジャーナリスト・経営コンサルタントの高井尚之氏が、経営側だけでなく、商品の製作現場レベルの視点を織り交ぜて人気商品の裏側を解説する。--
9月26日から28日までの3日間、東京ビッグサイトで「SCAJ2018」という展示会が開催された。SCAJとは、日本スペシャルティコーヒー(Specialty Coffee Association of Japan)の略で、“アジア最大のスペシャルティコーヒーイベント”を掲げ、コーヒー業界の各社が会場内に専用ブースを出すほか、各種のコーヒーの大会も実施された。
●コーヒー職人を勝たせる「バリスタトレーナー」
もっとも関心を集めたのが「JBC(ジャパンバリスタチャンピオンシップ)の準決勝・決勝」(26~27日)で、コーヒー職人であるバリスタの国内選手権だ。制限時間15分でそれぞれに工夫した「エスプレッソ」「ミルクビバレッジ」「シグネチャービバレッジ」の3種類のコーヒーを淹れる。味はもちろん、一連の言動を清潔感・創造性・技術などから審査される。
実は、決勝に残った6人のファイナリストのうち、優勝した山本知子氏(「ウニール」ヘッドバリスタ)をはじめとする4人は、「バリスタトレーナー」と呼ばれる同じコーチの指導を受けた。それがアクトコーヒープランニング代表取締役・阪本義治氏だ。
44歳の同氏は、これまで世界王者をはじめ日本有数のバリスタを育成して大会に送り出した。現在も20代から40代までのバリスタが多数指導を仰ぐ。その功績が認められ、外食産業記者会が選ぶ「外食アワード2017」を中間流通・外食支援者部門で受賞した。
現在「バリスタトレーナー」としては、阪本氏が第一人者だ。だが、もともとは格闘家をめざした青年だった。今回は同氏の活動とともに、コーヒー業界の動きも紹介したい。
●「競技会」には気づきも多い
バリスタは、若者に人気の職業のひとつ。志望動機はさまざまだが、「多様な種類があるコーヒーや、デリケートな淹れ方に興味を持った」「自己表現ができる」と話す人が多い。
だが、大会で優勝をめざすバリスタは厳しい世界だ。上位入賞すれば、社内外のセミナーに呼ばれることも増え、なかには独立する人もいるが、阪本氏は「すべてのバリスタが競技会に出るべきとは思わない。向き不向きもあれば、タイミングもある」と話し、こう続ける。
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