日産・スカイラインの乗り心地が残念だ…もはやBMW3のライバルではなくなった理由

Business Journal / 2019年3月24日 9時0分

 高い走行性能ばかりに注目してしまうが、先進の運転支援システムも充実。この3シリーズから、新世代の高性能3眼カメラと処理システム、そしてレーダーを採用し、精度と正確さが向上している。さらに、車両が直前に前進したルートを最大50mまで記憶し、その同じルートをバックで正確に戻ることが可能なリバース・アシスト機能を採用。狭い道路などで行き止まりとなった場合でも、正確に元のルートに復帰することができるというスグレモノだ。新型BMW3シリーズは歴代モデルから継承された高い運動性能に加えて、最新鋭の運転支援システムを搭載したインテリジェントスポーツセダンといえる。

●いまでは古さを感じさせるスカイライン

 それでは、BMW3シリーズのライバルとして持ち込んだ日産・スカイラインはどうか? 現行型である13代目のスカイラインは、2014年2月に3.5LV6エンジン+モーターを組み合わせたハイブリッド車が登場。遅れて5月に今回試乗したBMW3シリーズと同じ2Lターボエンジンが追加された。ちなみにこのターボエンジンは、ダイムラー製となる。今回試乗したスカイラインは、2Lターボエンジンを搭載した最上級グレードの200GT-t タイプSPで、車両本体価格は471万3120円で、BMW330i Mスポーツとは約160万円の価格差となる。しかし売れ筋となるであろうBMW320iならば、523万円とわずか約51万円差までグッと縮まるのである。

 スカイラインのボディサイズは全長4815mm×全幅1820mm×全高1450mmで、3シリーズより全長が100mmスカイラインのほうが長く、その他はほぼ同じとなっている。そして搭載する2L直列4気筒ターボエンジンは最高出力211ps、最大トルク350Nmで、出力は320iと330iの中間となっている。

 すでに、登場から5年が経過しているものの、スカイラインはマイナーチェンジなどが行われておらずアップデートがほぼなされていない。その結果、アナログメーターとセンターコンソールに設置されたツインモニターという組み合わせが、新型3シリーズと比べるとかなり古さを感じさせる。コントロール性は問題ないが、いかにもデジタル化の過渡期に登場したという雰囲気が、現在となっては気になる部分だ。

●電子デバイスの味付けが強すぎるスカイライン

 実際に走行してみると、同じ2Lターボエンジンなので、加速能力には遜色がない、しかし排気音が、3シリーズはドライバーを高揚させるサウンドなのに対して、スカイラインはノイズ感が強いのも残念なところだ。そしてもっとも差を感じたのが乗り心地。同じ19インチ+ランフラットタイヤの組み合わせなのだが、ランフラットタイヤを履きこなしていない感じで、ゴツゴツとした路面からの衝撃がダイレクトに伝わる硬めの乗り味となっている。これでは、フツウのセダンをスポーティに仕立てた乗り味の硬いクルマ、という印象が拭えなかった。

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