中古車、“高め”の日産・エクストレイルやトヨタ・ヴォクシーに人気殺到のワケ

Business Journal / 2019年4月18日 11時0分

――そのほかに傾向や特徴などはありますか。

西村 問い合わせ数が多かった車種の4位以下は、ホンダ「ヴェゼル」、日産「セレナ」、三菱「デリカD:5」、トヨタ「ハリアー」、トヨタ「クラウンアスリート」、トヨタ「ハイエースバン」、ホンダ「ステップワゴン」です。トップ10に入ったクルマはいずれも中古車市場で以前から人気で、そのほとんどが問い合わせ数を増加させていることから、人気車種の注目度がさらに高まっていることがわかります。

 また、通常は中古車の価格は時間とともに下がっていきますが、トップ10入りしたセレナ、ハイエースバン、ステップワゴンの平均価格は1年前より上昇しています。同時に、市場での流通量も流通1台あたりの問い合わせ数も増えており、特に需要が高まっている車種といえるでしょう。

●消費増税後の中古車市場は?

――消費増税による駆け込み需要がある一方で、増税後は買い控えなどの反動もあるのではないでしょうか。

西村 少なくとも車検が切れるまでの1~2年、平均して6~7年は購入したクルマに乗るというデータがあります。そのため、中古車市場は増税前に一時的に潤い、増税後はその山がなだらかになっていくでしょう。増税後は人気のない車種の価格が安くなる可能性があり、そういった車種を狙うユーザーも一定数いると思われます。

 各自動車メーカーが年次改良を行っているように、クルマは短い期間でもモデルの仕様などが大きく改善されることが多い。そのため、人気がなく車種の価格が安くても性能はいいという車種は少なくないのです。今後は、そういった車種への購買意欲も高まっていくかもしれません。

――消費増税前の中古車購入について、アドバイスなどはありますか。

西村 中古車市場における消費増税を見据えた動きは、特に人気車種で活発であることがわかりました。人気車種は流通量が多いため在庫がゼロになることはありませんが、注目度が高いため、車両状態と価格のバランスが良い中古車がすぐに売れてしまう可能性は高いです。そのため、残り物の中から選ばなくてはならないという状況を避けるためにも、予算や条件などを見極めた上で、早めの情報収集や決断が必要となりそうです。
(構成=長井雄一朗/ライター)

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