軽の日産デイズ/三菱eKクロスに驚愕、もはや普通車並み…ホンダN-BOXを脅かす

Business Journal / 2019年6月6日 11時0分

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 今、日本の軽自動車がすごいことになっている。販売台数面はもちろんだが、乗用車の実力としても相当高くなっているのだ。

 皆さんは軽自動車というと、どのようなイメージをお持ちだろうか。昭和生まれの方なら、軽自動車はホンダN360やスバル360などに代表されるようなコンパクトでチープな乗用車か軽トラックなどの商用車だろう。なかにはスズキ・ジムニーやフロンテ・クーペといった個性的なモデルに実際に乗っていた方もいるかもしれない。

 平成生まれなら、免許を取得し最初は小さくて運転しやすそうな軽自動車の購入を考えてみたり、地方住まいなら一家に一台ではなく一人に一台というほど生活必需品として軽自動車と深く付き合っているのかも。

 軽自動車は日本にしか存在しない日本独自のカテゴリーであり、それはまるでガラパゴス島の爬虫類のように独自の進化を果たしてきた。その進化の度合いは近年特に顕著であり、完成度が飛躍的に高まっているのだ。

 アメリカの某自動車メーカートップが来日した際に日本の軽自動車に試乗し、そのあまりの出来の良さに舌を巻く一方、軽自動車の存在こそがアメリカ製自動車が日本で売れない要因であり、非関税障壁として自動車税が1万800円と格安な軽自動車規格をやめさせるべきだと米国政府に訴えたとも聞く。

 日本自動車販売協会連合会(自販連)が毎月発表している車種別新車登録販売では、トヨタのプリウスやアクアといった燃費性能に優れるハイブリッド車(HV)が常にトップをキープし続けている。しかしそれは登録車の話であり、軽自動車まで統計の枠を拡大し全国軽自動車協会連合会(全軽自協)のデータを加えてみると、ここ数年はホンダ・N-BOX(軽自動車)が販売台数トップに君臨しているのがわかる。

 自動車は売れれば売れるほど次期モデル開発の予算が拡大する。それで新技術や高価な装備が採用され、さらに完成度が高まり販売面が強化されるというプラス効果が生まれる。

 N-BOXは、販売面でトヨタの2強に独走され苦境に陥っていたホンダが、人気大衆車シビックを開発するのに匹敵するほどの開発予算をつぎ込み完成させたという。少し売れたくらいでは元の取れないギャンブル的なモデルだったのだが、見事に的中させ現在の成功に導いたのだ。

 その半面、ホンダのディーラーに来訪するお客はほとんどがN—BOXを指名買いしていき、本来の利益頭であるシビックやフィットが売れなくなってしまったという負の一面もあり、諸手を上げて喜んでばかりもいられないのだという。

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