人気の海外現地採用、苛酷な現実 待遇や仕事で駐在員との大きな格差、即失業の恐れ?

Business Journal / 2014年8月7日 14時0分

 仕事と給与に格差があるばかりではなく、格差は現地の日本人コミュニティの間でも如実に表れ、あらためて現地採用社員の身分を知ることになる。

「現地で初めて会う人たちに対しては、現地採用かどうかを確認します。プライベートで行くお店も違うのですが、現地採用の人と一緒に飲む時は、私たち駐在員が支払うようにしています。中には、駐在員に出してもらうのが当たり前と思っている人もいます」(同)

 現地採用の中には、体調を崩した時に会社のフォローを受けられず、日本に帰国する人も少なからずいるという。

「現地採用社員が病気になった時のサポートは、まったくありません。即、失業です。これが一番大きいのではないでしょうか。夢を持って自ら来ているのに、体調不良で泣く泣く帰国される人をたくさん見てきました。駐在員は行く国によっては、食材も満足に調達できないため、わざわざ近隣の国に買い出しに行く特別出張手当などもある。それだけ海外生活は厳しいのです」(同)

 どこへ、なんのために行くか、その国を十分見極めるのも大事。憧れだけで行くと、結果を残すこともできず、日本社会への復帰は遠回りになる。キャリアアップするつもりが、逆にキャリアダウンとなり、人生を棒に振ることになりかねない。
(文=編集部)

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