ニッチな○○専門飲食店、なぜ急増で人気?低コスト経営が実現、消費者ニーズにマッチ

Business Journal / 2014年8月9日 14時0分

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 ここ数年、「○○専門」を掲げる飲食店が急増している。もちろん、牛丼店やラーメン店など、ひとつのメニューに特化した飲食店は昔からあったが、最近のムーブメントは、主食ではなく、いわゆるサイドメニューをメインにした“ニッチな専門店”が増えているのである。

 例えば、2013年9月にはポップコーン専門店「ククルザ ポップコーン」が東京・表参道にオープン。ノンオイルでエアポップさせることによって、ふんわりサクサクとした食感のポップコーンになる。全36種類というフレーバーの豊富さもあり、お土産としても人気だという。

 また、13年12月にはポテトサラダ専門店「ポテトクリーム」が東京・自由が丘にオープン。同店は野菜がたっぷり入ったホットソースをマッシュポテトにかけたポテトサラダ、「ポテトクリーム」を販売している。おやつ感覚で食べる人もおり、土日などの繁忙日は11時30分オープンにもかかわらず、15時前後に売り切れてしまうことも珍しくないというほどの人気店だ。

 このほかにも、クッキー専門店「クッキータイム」やオニオングラタンスープ専門店「アワタマスタンド」、かき氷専門店「KAKIGORI CAFE&BAR yelo」などのニッチな専門店が東京都内だけでも続々とオープンしている。

●予測の2~3倍の客数、1日100kgのポテトを消費

 しかし、ただでさえ不況が騒がれる外食産業。メニューの幅を狭めてしまうと、ターゲットも狭めてしまうように感じるが、はたして採算は取れているのだろうか。そこで13年12月、東京・広尾にオープンしたばかりのフレンチフライ専門店「アンド・ザ・フリット」の広報、竹島友美氏に話を聞いた。

「ヨーロッパでは街中でフレンチフライ、いわゆるフライドポテトを楽しむことができるお店はポピュラーなんです。しかし、日本にはそういう店はありませんでした。そこで、お芋やディップの種類、カット方法などをお客様の好みに合わせて選んでもらえる、斬新でリッチなイメージのフレンチフライの専門店をオープンすることにしました。お客様の男女比としては3:7ぐらいで、幅広い年齢層の方にご利用いただいています。オープン当初の予測よりも2~3倍のお客様にご来店いただいており、原料の芋にして1日約100kg分売れています」

 外国では馴染みのある業態をモデルケースにしたようだ。また、同店は近いうちに2号店やケータリングカーなども出店し、業態の範囲を拡大する予定とのこと。そこからも好調ぶりがうかがえる。

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