縮小するカラオケ業界、新サービスに活路?シニア層開拓、楽器演奏、歌唱動画共有…

Business Journal / 2014年11月2日 6時0分

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 会社の忘年会や合コンの二次会など、仲間とのレジャーの代表とされるカラオケ業界に暗雲が立ち込めている。全国カラオケ事業者協会によると、カラオケ利用者は1995年度の5850万人から昨年度は約2割減の4710万人と、若者を中心にカラオケ離れの危機だというのだ。

●道場六三郎氏監修の豪華な食事がシニア層に好評

 しかし、この事態にカラオケ業界も、ただ手をこまねいて見ているわけではない。大手カラオケチェーン店「レストランカラオケ・シダックス」は、カラオケを若者以外の年代にもより親しんでもらうべく、料理人・道場六三郎氏監修のもと、2時間のルーム料金に松花堂弁当風の料理8品、ワンドリンクがついたプラン「雅御膳(みやびごぜん)」(1人2000円<税込>一部店舗未実施)を4月より期間限定で展開している。

 このようなキャンペーンを行った背景をシダックス広報室は次のように説明する。

「2010年4月より、お食事、ワンドリンク、ワンデザートつきの『個室で満喫 ゆったりランチ』(1人1時間620円)を実施しているのですが、ランチをご愛用いただいていたご高齢のお客様より、『少し高くても、よりおいしいものをゆっくり食べたい』というワンランク上の食空間を求める声がございました。そこで、そのようなニーズにお応えするために、第1弾として『雅御膳』を13年11月より提供を始めたところ、好評だったため、和の巨匠・道場六三郎氏監修で料理をリニューアルし、実施にいたりました。こちらもシニア層の方々から『盛り付けも目に鮮やかで、味も非常においしい』『脂っこくなくてうれしい』『町内の集まりや、ちょっとしたお友達同士の集まり、食事会にも使えるため重宝している』などの声が聞かれます。シニアのお客様の中には1人でお見えになり、ランチがてら歌の練習をされている方もいるほどです」

 そのかいあって、シニア層の利用者にも変化が訪れているという。

「08年度、8.8%だった60歳以上のお客様の割合は、13年度は15.9%と大きく伸びました。さらに9月8日より、60歳以上の会員は、毎週月曜日はルーム料金2時間無料(1オーダー制)となる『ゴールデンエイジデー』というサービスを全店で開始しています。検証のため7月よりこちらのサービスを25店舗で先行実施したところ、実施店舗では60歳以上の客数が前年比132.9%、売り上げも132.2%と大きく伸びました」(同)

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