業界一覧つき!失敗しない業界研究のやり方とは

キャリマガ / 2017年10月26日 12時0分

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就活を成功させるには業界研究が不可欠です。とは言っても、具体的に何をしたら良いのでしょうか?そこで、業界とは何か、どのような業界があるのか、といった基本事項からポイントまで、業界の一覧と業界研究のノウハウをご紹介します。

業界研究を行う前に、「業界とは何か」を知ろう

世の中にはさまざまな業界が存在します。どのような企業に就職するのかを決めるには、どのような業界があるのかを知っておく必要があります。そもそも、「業界」とは何を指すのでしょうか?いろいろ調べてみても「業界」の定義ははっきりせず、媒体によって説明もさまざまです。辞書で「業界」の意味を調べてみると

“同じ産業や商業に関係する人々の社会。同業者の世界”
引用:https://dictionary.goo.ne.jp/jn/55913/meaning/m0u/
2017.08.20

とあります。このことから、業界とは同じ種類の商品やサービスを扱う事業のくくりと考えることができます。

業界の分類も情報源によってまちまちです。みん就では、大まかに次の5種類に分けています。
・各種メーカー
・金融/商社/保険
・情報通信コンサル
・マスコミ
・人材/サービス

また、日本経済新聞社の「日経業界地図 2017年版」では、
・自動車/機械/造船
・電機/精密/通信
・環境
・エンタメ/メディア/コンテンツ
・素材
・医薬/食品
・流通/小売
・専門店
・運輸
・エネルギー/資源
・建設、不動産関連
・金融
・サービス
・その他
と分類しています。

業界研究を初めるとき、対象はどのように選べばいい?

業界研究はある程度ターゲットを絞って行うのが一般的です。基本的には、大学の専攻分野に関連した業界や興味のある業界を中心に行います。そのためには、各業界にどのようなカテゴリーがあるか理解しておく必要があります。ここでは、みん就の業界の分類をもとに、各業界の詳細について見ていきましょう。

■各種メーカー
ものを作る企業のことで、製造業と呼ばれることもあります。製品だけでなく、素材や部品、原料などを作る企業もメーカーの一種です。さらに、電機、自動車、食品、医薬品、材料、アパレルなど、作るものの種類によって細かく分類されます。

■金融/商社/保険
金融はお金を取り扱って収益を得ている企業で、銀行・証券・クレジット信販などが該当します。また、保険は加入者から集めた保険料を運用して得た利益を収益源としています。商社は、売りたい人と買いたい人の仲介をする仕事で、主に、ものやサービスなどの商材を扱うトレーディングや事業に投資し配当などで収益をえる事業投資などを行っています。

■情報通信コンサル
コンピューター情報技術(IT)、電話・インターネット・郵便などの通信、専門的な解決策を提示して企業の問題を解決するコンサルタントなどが該当します。

■マスコミ
新聞・雑誌・テレビ・ラジオなどのメディアを通じて、大量の情報を大衆向けに発信する企業で、新聞社、出版社、テレビ・ラジオのほか、広告代理店や芸能なども含んでいます。

■人材/サービス
人材や教育、サービス、小売・流通、外食産業、交通・運輸、医療・福祉、インフラ、官公庁など、主に人や生活に関わる仕事を分類しています。

業界本を読むだけじゃない!業界研究の進め方

業界研究は、志望業界があるかどうかや、文系就職か理系就職かなどによってやり方が変わってきます。志望業界が絞れていない人や文系就職を目指す人は、さまざまな業界へ就職する可能性があるため、まずは広く浅く企業研究を行いましょう。具体的には、業界の概況(何で収益を得ているか、扱っている商材は何か、主要企業などの基本的なこと)を中心に情報を集めていきます。

志望業界がある程度定まっている人や専攻分野に進む理系就職の人は、特定の業界についてさらに深掘りしていきましょう。具体的には、市場の規模や推移、現状や将来の予測、課題や問題点などについて分析していきます。

企業研究の目的として、就職する企業を決めるための情報を収集するほかに、志望動機を掘り下げていくことも重要です。面接では、ほとんど志望動機について聞かれますが、大半の人は明確な志望動機を持っていないのが実情です。そのため、業界研究に併せて自己分析をすることも忘れてはいけません。自分がやりたいこととやりたくないこと、できることとできないことを明確にして業界の情報と照らし合わせることが、志望動機を掘り下げることにつながります。

業界研究を行う手段にはインターネットや書籍、新聞などがあります。広く浅く行う場合は、「業界地図」を利用しましょう。各業界についての情報がひと通りそろっているため、比較しやすいメリットがあります。インターネットの就活サイトなどで同様の情報を得ることも可能です。特定の業界を深掘りする場合は、業界HP、新聞、ビジネス雑誌などを活用してください。また、業界研究セミナーや合同企業説明会、OB訪問なども、現場の生の声を聞けるチャンスなので、できるだけ参加しておくと良いでしょう。

【業界研究の豆知識】文系・理系それぞれで有利になりやすい業界はどこ?

文系の学生と理系の学生では、どちらが就職に有利なのでしょうか?理系のほうが就職に有利ということも良く言われますが、これは、専門分野の職種に就いたときに大学で学んだことが仕事に直結することが多いことや、学科推薦枠が存在するケースがあるためだと思われます。しかし、理系の学生でも専攻以外の業界に就職するケースもありますし、なかには文系就職を希望する学生もいるので、理系のほうが有利だと言い切ることはできません。

理系の学生が専攻分野を生かして就職する場合の職種には、研究開発、品質管理、生産技術、技術営業設計、システムエンジニア(SE)などがあります。これらの職種が求められている業界は、メーカーや商社、情報通信やコンサルなどが多いです。それ以外にも、流通や小売業界などは、研究開発や品質管理などの専門職を置いているケースもありますし、SEなどはどのような業種でも必要とされる可能性があります。理系に有利な業界と限定しないで、広い視野を持ってみることも大切です。

一方、文系の学生の職種は幅広く、営業・マーケティング、企画、総務・人事、財務・経理、法務、生産管理や商品管理など多岐に亘ります。大学で専攻したことが仕事に生かされないケースも多々ありますが、裏を返せば、どの業界にも就職のチャンスがあると捉えることができます。

意外と狙い目!ニッチな業界研究もしてみよう

手をつけている人がほとんどいない新たな事業に進出することを「隙間産業」と呼びます。隙間産業はライバルが少ない分成功しやすいと言われている事業ですが、就活にもそれと同じことが言えます。簡単に言うと、あまり知られていない業種を狙おうという作戦です。知られていない、人気がないということは志望する学生が少ないということ、つまり、ライバルがあまりいないために採用されやすいと言えます。では、希望する人の少ないニッチな業界や企業はどのように探せば良いのでしょうか?

具体的には、ニッチな優良企業を探すことになります。つまり、ニッチな業界であっても高いシェアを持っている企業を探すことがポイントです。ニッチな優良企業を探すには経済産業省のHPをチェックしてみましょう。経済産業省では、優れた経営を行っているニッチ分野の中小企業「グローバルニッチトップ(GNT)企業100選」と、それに準じる「ネクストGNT」を7社選出しています。これらの企業は政府も支援していく方向なので、ぜひチェックしてみましょう。

早めに業界研究を行って、就活シーズンに備えよう

業界研究は希望する業界や職種を絞り込んでいくためにも大切です。本格的な就活前に終わっていることが望ましいので、時間に余裕のある1、2年生のうちから始めたほうが良いでしょう。普段から意識しておくだけでも有効な情報収集につながるので、視野を広げておくようにしましょう。

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2019年卒 業界別採用企業まとめ - みん就(みんなの就職活動日記)

 

著者:福田 結希

人材コンサルティング会社に約8年間所属。主に、新卒採用試験(主に集団面接、グループディスカッション・プレゼンテーションなどの評価)、企業研修等でのコンピテンシーアセスメント等に関与していました。

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