グループワークへの不安を無くそう!役割と進め方のポイントとは?

キャリマガ / 2017年10月26日 12時0分

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最近、就職面接で「グループワーク」を導入する企業が増えていますが、初めてだと不安になりますよね。そんな就活生の戸惑いを払拭するために、グループワークでの役割をはじめ、進め方や評価のポイントなどをご紹介します。

グループワークとグループディスカッションの違いとは?

就職面接ではグループワークの他に、グループディスカッションを導入している企業もあります。グループディスカッションはグループで課題について話し合い、最終的に何らかの結論を導き出す選考のことです。企業側はグループ内でのやり取りを観察します。

一方、グループワークは、グループディスカッションに何らかの「ワーク(作業)」かプラスされ、最終的に作業を完了させる選考のこと。企業側はディスカッションに加え、より良い成果物にするためのグループの様子や貢献度を観察します。

また、グループディスカッションでは自分なりのアプローチや考えを反映できますが、グループワークには役割やルールなどが設定されているため自由度は低くなります。

グループワークで評価される点

企業はグループワークの実施にあたり、評価基準を設定しています。主な評価基準は、「発信力」と「傾聴力」。発信力とは自分の考えを分かりやすく伝える力のことです。そして、傾聴力とは人の話に耳を傾ける力のこと。人の話を上手く聞くことが、チームで円滑に働く力につながります。どちらも社会人の基礎能力として重視されています。

グループワークでの「発信力」の評価は、自分の意見を整理した上で明確に伝えているか、論処を示して論理的に伝えているか、という点です。従って、同意ばかりで自らの発信が少ない、発信が多すぎてグループの質を低下させる、意見を整理できないまま話して混乱する、という行動はマイナス評価になります。

一方、「傾聴力」の評価は、グループ内で適切な疑問を投げかけることで有効な情報を引き出しているか、他者の発言に自分の意見を適切に加えることで他者の発言の質を高めているか、という点です。他者の発言を最後まで聞かずに発言する、他者の発言をすぐに否定する、集中力がなく何度も聞き直す、という行動は評価を下げるので気をつけましょう。

グループワークには3つの形式がある

グループワークには、「作業型」「プレゼン型」「ビジネスケース型」という3つの形式があります。

作業型とは、ある課題に沿って1つの形を作り上げるグループワークです。例えば、「新しいPRキャラクターを作りなさい」「情報が書かれたカードを元に推測して地図を完成させなさい」というような課題です。制限時間を考慮し、どのような段取りで作業を進めるかが想像できたら、積極的に提案しましょう。また、個人での制作とは異なり、制作物の完成度よりグループでの役割分担や過程を重視する傾向にあるため、全員で協力することが重要です。

プレゼン型とは、課題についてグループで話し合い、その結論をホワイトボードや模造紙を使って発表するというもの。例えば、「社会人と学生の違いを5つ挙げなさい」「雇用形態に在宅勤務を取り入れるべきか?否か?」というような課題です。グループ内で出た意見をまとめる力や結論を導き出した裏づけが重視されます。作業型とは異なり、作業過程より制作物の完成度やプレゼンを重視する傾向にあります。プレゼンのポイントは、「起承転結」より要点が伝わりやすい「起結承転」で進めること。「起」で問題を提起し、「結」で解決策を述べ、「承」で理由、「転」で課題点を指摘します。プレゼンが得意出ない場合は、効果的な資料を作成してアピールしましょう。

ビジネスケース型はプレゼン型と似ていますが、ビジネスに関する課題を解決するという点に違いがあります。例えば、「○○という新製品のコンセプトを考えなさい」「○◯の売上を3割アップさせるには」というような課題で、ハイレベルな論理的思考力が求められます。実際にビジネスでも通用するレベルのものが求められるため、グループディスカッションを完全にマスターし、ロジカルシンキング等の本を活用して、普段から思考力を鍛えるようにしましょう。

グループワークでの役割とそれぞれの特徴

グループワークには役割があり、自分がどの役割になるのかはその場に行くまで分かりません。企業側が役割を決める場合もあれば、自分たちで決める場合もあります。どちらにしても、それぞれの役割とその特徴を理解しておくことが重要です。

(1)司会・ファシリテーター
司会進行を担当するリーダー的な存在で、グループ内の意見をまとめたり、議論が主旨から逸脱しないように修正したりしながら結論に導いていきます。また、発言が少ない人に意見を求めたり、タイムキーパーに時間の確認をしたりと、グループ全体を把握しコントロールする能力が求められます。

(2)タイムキーパー
議論の時間を管理し、ベストなタイミングでメンバーに知らせていきます。ただ時間を知らせるだけではなく、より効率的に作業が進められるようにしなければなりません。「あと5分で終わりだから結論を出しましょう」というような声かけも大切です。

(3)書記
議論を記録しながら全体を把握し、リーダーをサポートします。大変忙しい状況で、なかなか議論に参加できない場合もありますが、議論が主旨から逸脱したり結論が出なかったりしときには、指摘して軌道修正しましょう。もちろん、ただ記録するだけではなく、分かりやすくまとめることも大切です。

(4)その他の役割
役がない人は積極的に発言し、メンバーの意見もしっかり聞くようにしましょう。また、リーダーの指示に従い、書紀役が聞き漏らしたことをさり気なく伝えるなど、役割を持つ人たちをサポートすることも大切です。プレゼンなどが得意な人は、発表役に立候補してもいいかもしれません。

グループワークを上手に進めるための6つのポイント

では、次にグループワークの流れと各段階でのポイントをご紹介していきます。

(1)時間配分を決める
時間的制限があるため、まず、全体の時間配分を決めます。バランスよく時間配分することは、効率よく進める上で重要です。結論を出すだけでなく、それを紙に書き出す時間も十分に確保しましょう。

(2)課題を具体化する
議論を効率的に進めるポイントは、抽象的な課題を具体化し、グループで共通認識を持つ持つこと。それにより条件がしぼられ、議論が進めやすくなります。

(3)ブレインストーミング
スタート地点が決まったら、条件にあった意見を出し合います。この段階では、それぞれの意見に対して深く検討はせず、なるべく多くのアイディアを出すのがポイント。みんなが楽しく参加し、自由に意見を出し合うことが大切です。

(4)アイディアの分類・選択
アイディアの良し悪しを議論するより、分類した方が効率よく判断できます。分類後は、同じ分類の中で比較評価していきましょう。また、選択には評価基準を定めておくと、不満が出にくく迅速に決められます。

(5)選んだアイディアを詳細化
選び出されたアイディアを発表できるレベルまで詳細化していきます。ポイントは5W1Hを意識すること。5W1Hとは、Who(誰が、誰に対して)、What(何を)、When(いつ)、Where(どこで)、Why(なぜ)、How(どのように)のことです。その他には、How much(費用)、How long(期間)も必要かもしれません。時間的な余裕があれば、問題点やその対策なども考えておくと、完成度が上がるでしょう。

(6)発表に向けてまとめる
いくら成果物がよくても、グループワークは発表に命運がかかっています。発表を成功させるためのポイントは以下の5点です。
・最終結論を一言で表現
・アイディアを選んだ理由
・実現方法を含むアイディアの詳細
・実現後の成果
・再度アイディアを簡潔にまとめる
以上のポイントをしっかり盛り込み、グループワークを成功させましょう!

グループワークでは周りを見ることも重要

グループワークは課題の議論だけでなく、そこから1つのアイディアを具体的にしていく作業です。重要なのは、周りの学生の様子も意識しながら自分の役割を全うすること。役を割り当てられなかった人は、役割を持つ人のサポート役として取り組むようにしましょう。

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グループワーク型セミナー苦手な人集まれのクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

著者:reisuke

人材派遣会社で数年間コーディネーターとして従事し、その後海外へ。現在は、ライター・翻訳者・日本語教師という3つの顔を持つ。政治・経済・教育を中心に幅広いジャンルで執筆中。

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