9割はインターン経験者!?乗り遅れた就活生がこの冬するべき事

キャリマガ / 2019年1月15日 11時0分

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ここ数年、インターンを実施する企業が増え、参加学生も大幅に増加しています。しかし、理系学生や地方の学生などを中心に、インターン未経験という就活生も多いでしょう。後れを取ったと不安になる前にやるべきことをご紹介します。

就活生の9割がインターンに応募し、平均5.7社に参加

みん就が19卒の学生に対して行った調査では、何と9割が「インターンに参加したことがある」と回答。2017年9月時点でみん就に登録済みの学生が対象であるため、あくまで「意識の高い」学生の回答ではあるものの、近年は多くの学生がインターンに参加するようになりました。

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更に、学生1人あたり平均5.7社のインターンを経験。理系学生はやや少ないものの、それでも5.2社のインターンに参加しています。日数の内訳としては、1dayインターンへの参加が69.9%と一番高く、次いで2~3日程度のインターンが52.7%、1週間程度のインターンが52.3%となっています。
気軽に参加できる1dayインターンのみならず、半数が1週間程度の長期インターンを経験しているというこの高い結果に戸惑うインターン未経験者は多いのではないでしょうか。

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インターン参加者が得ているもの

では、インターン参加組はいったいどんなアドバンテージを得ているのでしょうか。同調査にて、学生のインターン参加目的も調査してみました。

■インターン(1day)の参加目的
「仕事・職種の理解」78.0%
「事業・業種の理解」73.3%
「社風・雰囲気の理解」56.2%

説明会形式の講義・セミナー型が比較的多い短期型のインターン(63.0%)は、浅く広く多くの業界や仕事を知りたいと考え参加する学生が多いようです。

■インターン(2~3日以上)の参加目的
反面、現場で業務を体験する実務型が多い1週間程度の長期型インターンシップ(58.0%)については、短期型インターンの目的に加え、「社会経験・自己成長」50.6%、「選考に有利」45.6%、「自身のスキルを試す」36.7%とより実践的な目的で参加する学生が多いです。

■インターン参加者が得ているもの
1dayなど短期型:事業や仕事、社風の理解
1週間など長期型:事業や仕事、社風のより深い理解。更に実際の仕事現場でスキルを試し、成長すること

では、夏・秋のインターンに出遅れた学生は何をすべきか。その対策をご紹介します。

冬から「インターン参加者」に勝つ方法~1.インターンに参加する~

インターンといえば夏というイメージが大きいですが、秋・冬・春にもインターンを開催する企業が増えています。特に冬は多くの企業が実施するため、是非興味のある業界・職種のインターンを調べてみて下さい。

冬インターンの特徴

12月から1月を中心とし、一部2月にもインターンが開催されています。まず、大きな傾向としては「夏のインターンより日数が短い」こと。実際の仕事現場で実務に触れる機会が少なくなるといえるでしょう。ただし、長期インターンがまったくないわけではありません。また3日程度の中期インターンでもプログラムによっては現場OJTに参加できたり、実務のミッションを与えられたりすることもあるため、詳しいプログラム内容をチェックしてみましょう。
また、夏のインターンとの違いとして「より詳しい話」がされる傾向もあります。夏は学生もまだ業界研究・就職活動を行っていないので、業界全体の話が中心になるなど浅い説明が多くなります。対して冬のインターンはより具体的な自社戦略や、深い仕事内容の説明が増えるため、冬のインターンに多く参加した方が企業研究が深まりやすいともいえるでしょう。

地方学生がインターンに参加するために

インターン開催は東京、次いで大阪に偏りがちです。地方学生にとっては不利な状況といえますが、スケジュールを調整して数個のインターンにまとめて参加する、冬休みや春休みを利用するなど、効率的にインターンに参加してみて下さい。また、有名企業のインターンには参加できなくとも、地元で同業種・同職種の中小企業を探して参加することも可能です。大学の就職課などにインターンを募集している企業がないか聞いてみましょう。

冬から「インターン参加者」に勝つ方法~2.情報収集の効率を上げる~

インターンには参加せずとも、インターン組以上に質の高い情報収集を行うことは可能です。ほとんどの学生は就活の中で、自分が興味を持てる企業を探し、業界や職種などを「広げる」作業、興味を持てた業界や企業の知識を「深める」作業をゆっくり繰り返し志望企業を決めますが、そのスピード感を意識的に上げれば良いのです。

「深める・広げる」スケジューリング法

【1~2月中/広げる】

  • なるべく業界が異なる50社の採用ホームページをチェックし、各社の先輩社員インタビュー数人分を読む(※過去の年度の採用ホームページでも問題ありません。)
    就職活動の初期、多くの学生は「興味がある業界や職種」から企業研究を始めます。そして説明会に赴き具体的な仕事内容や社風を知り「少し違ったかも」と感じ、初めて他の業界や職種にも目を向けるのです。ですので、最初から50社ほど「多すぎるかも」と思う程度に視野を広げておけば、より効率的に多様な業界を知ることができるでしょう。

【3月上旬/深める】

  • チェックした企業のうち、興味を持てた10社の説明会に参加する
  • 実際の業界の肌感覚や仕事のやりがいなどを知った上で、今後、「更に深める(その業界・職種をもっと詳しく知る)」のか「広げ直す(あまり興味が持てなかったため他の業界・職種も視野に入れる)」のか検討する

【3月下旬/深めるor広げる】

  • 「更に深める」「広げ直す」いずれかの方法で更に10社の説明会に参加する
  • 興味を持てる業界・職種・企業を決定し、自己PR作成のための情報収集に入る
    ※その企業・職種はどんな仕事で、そのためにどんな人材を求めるのか
    ※その仕事をする上で自分が足りている力or足りていない力は何なのか

このように大まかなスケジュールを引くことで、短期間で質の高い情報収集が可能になります。

自分を知る大人に「向いている業界・職種」を教えてもらう方法

学生の多くは実際のビジネスや仕事についての知識がありません。「働く」ことの実態も、自分がどんな仕事に適性があるのかも学生にはみえにくいです。学生が「本当に興味を持てる企業」を見つけるのは実は難易度の高い行為といえるでしょう。
そのためオススメなのが、周りの大人に向いている業界・職種を推薦してもらうこと。父親、親戚、就職した先輩などに自分は何に向いているか聞いてみて下さい。ざっくりとしたイメージから「営業は苦手だ」と思っていても「営業にも色々なタイプがある。顧客とじっくり信頼関係を築くタイプの営業なら向いているかもしれない」と言われることもあるでしょう。

冬から「インターン参加者」に勝つ方法~3.一点集中~

最後にオススメしたいのが、まず興味がある企業1社を集中して調べきってみる方法です。ポイントとしては、1社で1万字のレビューを書けるほどに詳しく調べるということです。

調査内容

  • 未来の業界動向と、それに向け企業が取っている戦略
  • 会社のサービス・商品と、それがどんな顧客にどんな価値をもたらしているか
  • 代替するサービスはあるか、またそれと比較した長所・短所
  • その会社の組織図とビジネスフロー。各種部門がそれぞれどんなミッションのもとどんな仕事をしているか
  • 各種部門の社員が感じている会社の課題
  • 各種部門のやりがい、働く厳しさ
  • 各種部門で必要な能力、培える能力

調査にあたっては、採用ページのみならず、会社自体のHP、特にIR情報などはしっかり読み込む必要があるでしょう。また取引先企業があればそちらのHPもチェックし、取引先がどんな課題を抱え、それに対しどんな解決をしているのかも考えて下さい。調べれば調べるほど疑問点が出てくるはずなので、分からなければ、分かるまで調べます。先輩社員を紹介してもらいインタビューをさせてもらうのも手です。

「忙しい就活でそんな余裕はない」と思うかもしれません。しかし、実は1社をとことん調べ尽くす経験は後で役に立ちます。それは「比較するための軸」ができるということです。とことん調べるからこそ、業界他社との戦略やビジネスモデルの違いが分かります。例えば同じ業界でも「A社はアイデアや攻め重視の企業。動きは速いが社員のストレスも大きく退職率が高い」「B社は主要事業のシェアを少しずつ伸ばす安定成長企業。安心して働けそうだが、自分の力を試したいと思う社員には向かなさそう」など、社風・社員に求める能力なども深く理解できる力が身に付きます。

最後に笑えれば、万事良し

早期からの活動組も、スロースターターもゴールは1つ。最後に納得できる企業が見つかることが全てです。焦らず今の自分の状況を見つめることが大事です。今足りないもの、欲しい情報は何かを考え、インターン参加、効率的な就職活動、一点集中法など、できる事から始めてみましょう。

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著者:おくいはつね

2006年より人材系企業にて、中途採用営業、営業支援、新規事業を経験。その後、東証一部上場企業などの採用コンサルティングや組織開発、研修プログラム開発、新卒採用ツール企画制作などに携わる。慶應大学などの教育機関でキャリア開発ワークショップを実施。また人材育成領域の事業立ち上げやマーケティングも行っている。

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