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乾燥機に潜む危険「美容オイル」や「食用油」が付着した衣類やタオル 油分が酸化して熱を発する可能性が

CBCテレビ / 2024年6月24日 18時39分

CBC

気温や湿度が高く、体調も崩しやすいこの季節。皆さんに梅雨の困りごとを聞いてみると…

(街の人)
「洗濯物。家の中に干しています。(気になるのは)においかな」
「袖とか重なるところは乾かない。必死になって引っ張って、のばして乾かす」

なかなか乾かない洗濯物にお困りの様子。ホームセンターでは…

(平野菫記者)
「入り口に入ってすぐのところにありました!梅雨対策グッズのコーナーです。洗濯物関連の商品もかなり品揃えがいいですね」

梅雨対策グッズの中でも、特に洗濯物関連の売れ行きが好調とのこと。6月に発売されたばかりのハンガーは、洗濯物を吊るす部分に穴が。

(カインズ名古屋掘田店 中村ちなつさん)
「穴あきになっている商品なので、洋服をかけた後、風が通しやすい。生乾きの匂いが起きづらくなる」

この部分は長さも調整でき、洗濯物がムラなく乾くので気になる「生乾き」や「洗濯物の臭い」を防ぐといいます。

(カインズ名古屋掘田店 中村ちなつさん)
「室内の部屋干しをする人で、風があまり通りにくい人の需要(がある)」

こうした「生乾き」や「洗濯物の臭い」対策でしっかり乾燥できるよう、温風が出るハンガー型のドライヤーも登場しました。

ただ、部屋干しを避けようと「乾燥機」を使うときには、注意が必要なんです。

乾燥機に潜む危険 衣類やタオルに残った「油分」に注意

製品評価技術基盤機構niteによりますと、乾燥機の事故というのは梅雨時の今、6月から増える傾向に。乾燥機付き洗濯機で洗濯物が自然発火するおそれがあるんです。

発火の原因というのは衣類に残った「油分」。この10年でこういった乾燥機による火災の事故が14件起きています。

原因は、「美容オイル」や「食用油」などが付着した衣類やタオル。これを乾燥機にかけると、油分が酸化して熱を発する可能性があります。

油分というのは洗濯をしても完全に取り除けないため、洗濯をした後でも熱を発して発火するおそれがあるんです。

乾燥機を使用する際の注意点です。

■油を含んだものは乾燥機に入れない
■外出時はなるべく使わない
■乾燥し終わった衣類を放置しない

では、この梅雨の時期、効率よく洗濯物を乾かすにはどんな方法がいいのか。

「長短干し」OR「アーチ干し」? 干し方で乾く時間を短縮

LIONが運営する生活情報メディア「Lidea」によりますと、「短い」「長い」「短い」「長い」と交互にかける「長短干し」をした場合と端に長いもの、真ん中に短いものをかける「アーチ干し」をした場合では、乾く時間が違うということなんです。

「長短干し」は4時間半、「アーチ干し」にすると4時間で、30分早くなります。理由は「アーチ干し」にすると、風の通り道が下に大きくできるからなんです。一方で「長短干し」は、風の通り道が狭いため、乾くのに時間がかかります。

さらに、両端の長いところには「綿」でできたものや乾きにくいものを、真ん中には、「ポリエステル」のような乾きやすい衣類を吊るすと、より早く乾くということです。

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