同居を断られ８３歳母親を包丁で刺す ５６歳息子逮捕 「母親を刺してしまった」と交番に出頭

CBC

30日午前、三重県四日市市で駅前に止めた車の中で83歳の母親の腹を包丁で刺したとして56歳の息子が逮捕されました。

逮捕されたのは四日市市に住む自称会社員の56歳の男です。警察によりますと男は30日午前11時半ごろ、四日市市の近鉄四日市駅南側に止めた乗用車の中で、83歳の母親の腹部を包丁で刺して殺害しようとした殺人未遂の疑いがもたれています。男は調べに対し「母を刺したことに間違いはないが、殺そうと思って刺したわけではない」と容疑を一部否認しています。

男が駅前の交番に出頭し、駆け付けた警察官が車内の助手席で脇腹を押さえる母親を見つけました。凶器は全長約20センチの包丁とみられ、母親の傷は腸にまで達していましたが、命に別状はないということです。

男は別居する母親に同居を持ちかけるも断られたことに腹をたて、「刺すつもりで母親を現場に呼び出した」などと話していて、警察が詳しく調べています。