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「死んでやる」と叫び市役所で“灯油”かぶり火をつける 60代男を逮捕 説得した職員が“緊迫の瞬間”を語る 愛知・高浜市

CBCテレビ / 2024年7月16日 19時0分

CBC

16日午後3時ごろ、愛知県の高浜市役所で刃物を持った男が、灯油とみられる液体をまいて火をつけ、重傷者を含むけが人が少なくとも4人出ています。
警察は60代の男を建造物侵入の疑いで現行犯逮捕しました。

男の説得にあたった高浜市の職員が、緊迫した当時の状況を語りました。

▼事件は1階のフロアで起きた。午後2時50分ごろ男が叫びながら、市役所の庁内に入って来た。

▼男は灯油のような液体が入ったペットボトルを持っていた。2リットル入りのもの少なくとも2本を袋の中に入れていた。
そして、500ミリリットル入りのペットボトル2本は、首から下げて入って来たと思う。

▼その灯油のような液体が入ってるペットボトルに穴を開けまして、まず職員にぶちまけた。

▼「落ち着いてください」と職員が諭したが、全く落ち着かなかった。職員は“さすまた”で対応していた。さすまたは2本あって、1本は1人の職員が、もう1本は私ともう1人の職員で押さえ込んでいた。

▼それでも、いすを投げるなど、全く落ち着かなかった。最後は、男が自ら液体を体にかけて、自らがライターで火をつけて、火だるまになったという状況。

▼最初はカウンターで、ペットボトルに穴を開けて、灯油をぶちまけた。私はそれを見て、男に「落ち着いてください」って言ったが、もう全然落ち着かず、私にも灯油をかけたり、刃物をかざしたりという状況だった。

▼もう、本人の感情に赴くままに、もう最後自ら灯油を体にまいて火をつけた。

▼職員は消火器をすぐかけて、男は一命は取り留めた。鎮火するまでは1分もかかっていない。鎮火した後に、まだ本人は動く状態だったので、もう5人ぐらいで一斉に押さえ込んだ。そのときに約1名が刃物を取り上げなきゃいけなかったので、そのときに手を怪我した。

▼職員が4人けが。指を切った職員、男がまいた液体が目にかかった職員、刃物を振り回されて、首か肩にけがをした職員。あと1人は、心的なストレスで過呼吸を発症した職員。それぞれ救急搬送されている。

▼男は、一言で言うと「我々の言うことを聞いてくれない方」。以前も高浜市役所に出入りがあった。もう少し具体的に言うと、…納税に関してのことで、我々は…ちゃんと約束通りに納めないといけないっていう話をしても、約束を守らない。約束を守ってくださいよっていう話をしたらキレちゃう。ということが、しばしばあった。やり取りはおそらく2年ぐらい前からだと思う。

▼男は「死んでやる」みたいなことを言っていた。前にも「死んでやる」とちょこちょこ口にしたことはあったが、灯油のような液体を持ってきたことは初めてだった。

▼男が火をつけた時点で全庁的に避難していたので、中にいた職員の数は限られていた。

▼男が持っていた刃物は「なた」とみられる。15センチから20センチくらいの刃物を引き抜いていた。

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