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絶滅危惧種の“コモドドラゴン”が名古屋へ移動中 体長2.7mのタロウはやんちゃな男の子「言うことを全然聞いてくれません」

CBCテレビ / 2024年7月17日 19時32分

CBC

絶滅危惧種のコモドドラゴンは体長2.7メートル、世界最大のトカゲです。その姿や希少性から「現代の恐竜」とも呼ばれるコモドドラゴン。

8月から東山動植物園で展示される予定で、17日にシンガポールから日本へ到着!その魅力に迫ります。

17日、成田空港に到着したのは世界最大のトカゲ「コモドオオトカゲ」、別名「コモドドラゴン」とも呼ばれています。

体長は最大で3メートルを超え、体重は160キロ以上にもなるといいます。

野生では3000頭しかいない「絶滅危惧種」。

今回、東山動植物園にやってくるタロウは体長2.7メートル、重さ80キロの13歳。

7月8日に動物園が「X(旧ツイッター)」にアップした画像の閲覧数は、わずか10日間で89万回。

東山でのお披露目は8月下旬の予定で、その姿を目の前で見られるのは、もうしばらく先ですが…。

シンガポールで撮影された、タロウの貴重な映像を入手!

CBCテレビは日本から5000キロあまり離れたシンガポールで撮影された、タロウの貴重な映像を入手!

ランチタイム中のタロウに飼育員がエサのネズミを投げ入れると…、一目散に駆け寄りガブリ。

コモドドラゴンは肉食でイノシシや鹿、野生化したスイギュウなどの大型哺乳類も食べます。

タロウが生まれ育ったシンガポール動物園でのエサやりは週に2回。

意外にも腹持ちがよく、1回のエサはカンガルーの肉やネズミなど1.5キロほどだったということです。

その性格とは?

「私たちの言うことを全然聞いてくれません」

(シンガポール動物園 タロウの元飼育員)
「タロウは好奇心旺盛で、やんちゃな男の子です。私たちの言うことを全然聞いてくれません」

飼育下で育ったタロウは人慣れしていたと思われると話すのは、爬虫類に詳しい伊豆の体感型動物園「iZoo」の白輪園長です。

(体感型動物園 iZoo 白輪剛史 園長)
「コモドドラゴン自体が夜行性ではなく昼行性。昼間に歩くタイプのトカゲ。“のしのし”と歩いて徘徊(はいかい)するので、そういった姿は見ていて楽しいと思います」

この映像はタロウがシンガポール動物園を旅立つ時のものです。

飼育員に近づくと差し出されたエサにかぶりつきます。

そして、自らゆっくりと輸送用の木箱の中へ。

その後タロウは動物園のトラックでシンガポール空港に移動しました。

タロウを載せた貨物機は17日未明にシンガポールを離陸し、午後に成田空港に到着。

この後、休憩を挟み18日にトラックで名古屋にやってきます!

実に30時間以上にも及ぶ長旅です。

「タロウ」は東山の新たなアイドルになる予感

現在、日本では飼育されていないコモドドラゴン。

展示が実現すれば東山が日本で唯一となります。

(来園者)
「(コモドドラゴンが)ここに来るんですか?こんな所で見られるのはすごい」
「めちゃくちゃ、いいと思う。動物園が好きで(特定の)動物目当てで行くので。また名古屋に来たい」

迎える準備も整いました!

(東山動植物園 佐橋祐磨 園長補佐)
「こちらがコモドオオトカゲが入る予定の獣舎です」

元々あったゴリラ舍を改良し、すでに室内には歩きやすいようウッドチップが敷きつめられています。

そもそも、タロウが東山にやってくる経緯は元々、上野動物園にいたメスのコモドドラゴン「ヨーコ」が繁殖のため、2008年4月にシンガポール動物園に貸し出されたことに始まります。

そこで生まれたのがタロウでした。

現在13歳になったタロウは所有権のある上野動物園に移される予定でしたが、上野動物園の飼育スペースが不足していたため、以前からコモドドラゴンの誘致を目指していた名古屋の東山動植物園が今回迎え入れることになったのです。

(東山動植物園 佐橋祐磨 園長補佐)
「タロウの姿を見て恐竜をほうふつとさせる生態系を感じてもらえたら」

コモドドラゴン「タロウ」は東山の新たなアイドルになる予感が…、18日の名古屋到着が待たれます。

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