「在来線で東京に」「夏休みの楽しみが…」東海道新幹線の運転見合わせで乗客ら困った

CBC

きょう（22日）、東海道新幹線は始発から運転見合わせとなり、観光や仕事に影響が出ました。

（平野菫記者）
「午前8時すぎの名古屋駅です。新幹線の改札口は大変混雑していて駅員が対応に追われています」

運転見合わせの影響で名古屋駅は早朝から払い戻し窓口に並ぶ人や、掲示板を確認する人などで混雑しました。

東京へ行く予定だった親子は…

（母親）
「チームラボというミュージアムとスカイツリーに観光で。（子どもが）夏休みに入ったので。バスとかいろいろ調べたけど、満席でとれなかった」

（息子）
「自分の楽しみが削れた」

「東京に到着するのが何時になるのか、不安で仕方ない」

（高校生）
「大会で東京に向かう予定だったんですけど、ここで立ち往生になっちゃって」

こう話す高校生は、あす（23日）に東京で開かれる放送部の全国大会に向かう途中でした。

（高校生）
「1年がかりで作っていたものが、自分たちで行く末を見られないのが嫌で嫌で仕方がないので…。どうしても現地に行きたい。まだ諦めたくはなくて。もしかしたら迂回して在来線で向かうかもしれない。東京に到着するのが何時になるのか、不安で仕方ない」

一方、ビジネスマンたちも大混乱でした。

40年のサラリーマン人生の中でも初めて…

木陰で休んでいる男性は、誰かを探している様子。

（40代男性）
Q：荷物が多いですね？
「広島から神奈川に行かないといけない。あす（神奈川で）朝9時から会議なので厳しい」

運転再開のめどが立たず、困ってしまった男性が頼ったのが…

（40代男性）
「名古屋営業所があるので、その営業に迎えに来てもらって、そこからは考えようと思います」

きょうは名古屋の営業所に行って、仕事をしたそうです。

（60代男性）
「レンタカーを9時半に予約していて、こんな時間（午前11時半）だもんね」

静岡の三島駅から来たこちらの男性は新幹線を浜松駅で降り、そこからは在来線を乗り継いで、名古屋にたどり着いたそうです。

（60代男性）
「在来線すごかったです。身動きとれない。荷物を持っていて、申し訳ないから、足に挟んでいた」

営業一筋40年のサラリーマン人生の中でも、初めての体験だったそう。

（60代男性）
「きょうはちょっと遠い、関市まで行く」

月曜日、そして本格的な夏休みを迎えた中、始発からの運転見合わせ。仕事や行楽に影響は広がりました。