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パリで配られたアイスクリーム トヨタの“水素カートリッジ”でキンキンに! 冷凍庫付き専用バイクで街を走る

CBCテレビ / 2024年8月5日 15時52分

CBC

オリンピックの熱戦が続くパリ市内で、水素発電で冷やしたアイスクリームが配られました。仕掛けたのは、トヨタ自動車です。

パリオリンピック™の会場周辺で配られた、アイスクリーム!冷凍庫が付いた専用のバイクでキンキンに冷えています。実はこれ、トヨタ自動車による実証実験なんです。

アイスを冷やすバイクに差し込まれていたのは、トヨタが3年がかりで開発した、「水素カートリッジ」。その仕組みは…?

(トヨタ自動車 水素製品開発部 中村匡技術実証グループ長)
「乾電池のように交換できる水素タンク。無くなったらまた新しいものを持ってきて取り換えることによってシームレスに(途切れずに)使い続けられる」

水素で走る燃料電池車「MIRAI(ミライ)」に積まれているのは、水素タンク。この技術をさらに発展させ、持ち運びしやすい「カートリッジ」を完成させたのです。

小さくても…容量はリチウムイオン電池の約3.3倍

実際に記者が持ってみると…

(畑中大樹記者)
「ずっしりとしてはいますが、決して持てない重さではないですね。背負うとより軽く感じますね。通勤のリュックよりは少し重いが、楽に持ち運べそうです」

小さくても容量は一般的なリチウムイオン電池の約3.3倍。国内では3本で2人暮らしの家庭用電力を1日分まかなえます。

今回、トヨタは、日本とヨーロッパでそれぞれ認可を取り、パリオリンピックにあわせて初の実証実験を実施。それが、あの“水素発電で冷やしたアイスクリーム”だったんです。

(トヨタ自動車 水素製品開発部 中村匡技術実証グループ長)
「このタンクを使うのは世界で初めて。ようやく夢が叶った。パリが最後ではないので、五輪の後も使い続けてもらえるように。例えば家の中で使う発電機とか水素は燃焼もするので調理機器にも使える」

資格が無くても簡単に持ち運べる水素カートリッジ。今後実用化できれば、水素発電の普及が一気に進むのではと期待されています。

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