台風7号 16日(金)は東海道新幹線 東京～名古屋間で終日計画運休 東海地方は“平年上回る”記録的暑さ続く見込み【桜沢気象予報士が解説】

CBC

東海道新幹線は台風7号接近のため、16日(金)は東京～名古屋間で終日運転を取りやめます。

台風5号・6号は熱帯低気圧へと変わりましたが、台風7号の中心気圧は975ヘクトパスカルで、13より数字が下がりました。これは発達しているということを表します。

進路は北東方向に15キロ。自転車並みのゆっくりとした速度で進んでいる状況です。このまま北上してきて、強い勢力を保ったまま、日本列島にかなり近づく恐れがあります。

西側のルートを通ったとしても、東海3県に上陸ということはないかと思います。

16日金曜日にかなり近づきそうです。少し東側に予報が変わってきて、東海地方への影響は限定的になるかなと思います。ただ、今お盆期間中ということもありまして、台風に近いところ、例えば関東や静岡では、交通機関への影響がある可能性があります。

では、スーパーコンピューターの雨と風の予想で、詳しく見てみましょう。
15日(木)の正午からです。この段階で、まだ台風の本体の雨雲は南の海上、東海3県では雨は降っていません。ただちょっと注意が必要なのが15日(木)の午後ですね。

雲が湧いてきます。台風からずいぶん離れてるんですが、湿った空気が流れ込んでいます。15日(木)も暑くなりますので、暑さもあって大気の状態が不安定になって局地的に雨や雷雨となりそうです。

台風本体の雨雲、だんだんと目が見え始めてきましたね。だんだん北上してくる見通しですね。湿った空気が流れ込んで、特に16日(金)になると、関東方面に活発な雨雲がかかる見通しです。

もう少し西側にずれたとしても、東海3県としては警報級の大雨になることはないと見ています。また、暴風が吹く恐れもないと見ています。

ただ、暴風のおそれはなくても、やはり吹き返しの風が強く吹きますので、若干強い風は吹く見通しです。この活発な雨雲の渦はだんだんと北上してきます。16日(金)正午の段階で、千葉県の南の海上に中心があると見られます。

このスーパーコンピューターの予想では台風は陸上ではなく、海の上を通ると予想しています。ただ、海の上を通ったとしても、関東方面はかなり風が強く吹きそうです。そして雨も結構まとまりそうなんですね。

東海地方は実は雨がほとんど降らないので、気温が高くなりそうです。15日(木)は37度、16日(金)は38℃という予想に変わってきました。今の時期の平年は33℃前後、それをはるかに上回る気温が続いて続きそうなんですね。

14日までで、名古屋は最高気温35度以上の猛暑日が21日連続となりました。ちょっと嫌な数え方ですけども、記録がどんどんどんどん更新されそうな勢いですね。

今年の夏休み、かなりの猛烈な暑さになっていますので、お出かけの方熱中症にはくれぐれも気をつけていただきたいと思います。