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墓石無くても“お墓参り” 1本の木囲む芝生に納める樹木葬 “時代と共に変わる”お盆の光景「需要はあると感じている」

CBCテレビ / 2024年8月14日 19時8分

CBC

ここは愛知県長久手市にある「卯塚墓園(うづかぼえん)」。

(長久手市役所 環境課 駒木根円さん)
「こちらが樹木型合葬式墓所です。たくさんの人が埋葬されています」

ここでは1本の大きな木を墓標に見立て、周りの芝生にお骨を納める「樹木葬」を市が管理していて、墓石はありません。

(長久手市役所 環境課 駒木根円さん)
「樹木葬が世の中に認知され始めていたが、近隣の公営墓地では、まだなかったため設置した」

使用料は市民が15万円、市民以外は20万円ですが、2015年に募集を始めた1基目・1000区画は既に完売。現在は2基目・1500区画の募集を行っています。

(長久手市役所 環境課 駒木根円さん)
「(2基目の)去年は300体の募集のうち、275体の応募があった。(樹木葬の)需要はあると感じている」

仏壇や墓石販売の大手「はせがわ」が実施したアンケート調査では、今後、お墓の購入を検討している人の9割近くが樹木葬や納骨堂など維持や管理が不要な「永代供養型」の墓を検討しているということです。

(長久手市役所 環境課 駒木根円さん)
「墓石のある墓と比べて安価であることや、管理する必要がないことが(人気の理由)」

墓石などの目印がない、ここの場合、市が木や芝生を管理しているだけで供養のお経を唱えたりすることは行っていませんが、利用者はこの芝生を訪れて故人に思いをはせることでお墓参りとなります。

(70代男性)
「大体、その辺(に埋葬されている)。親が建てた墓を『墓じまい』して、こちら(樹木葬)に移した。私の次の代に(墓の)世話をする人は、いると思えないので」
(40代女性)
「気楽な感じで来られることがいいと思った」

時代と共にお墓の形も大きく変わりつつあるようです。

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