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愛知の公立中高一貫校入試の内容は?対策は?  筆記試験は「教科横断的な問題」 個人面接は体験をもとに質疑する「振り返り型」 

CBCテレビ / 2024年8月20日 6時2分

CBC

(若狭敬一キャスター)
来年4月に愛知県の公立の高校に初めて附属中学ができます。注目が集まっていますね。
(柳沢彩美アナウンサー)
はい。来年4月開校予定は、明和高校・半田高校・刈谷高校・津島高校の4校で、各校の募集人数はそれぞれ80人、明和高校は加えて音楽コースが20人と非常に“狭き門”となっています。

高校から入学することも可能

(若狭アンカーマン)
これは、中学受験に失敗したとしても地元の中学に行き、高校からまたチャレンジできるということですね。

(柳沢彩美アナウンサー)
そうです。今まで通り高校からの入学試験もあります。

改めて各校はどんな学校?

4校それぞれ、旧制中学からの伝統を受け継ぐ地域の名門校なんです。

佐鳴予備校の調べによりますと、それぞれ偏差値は、明和高校61、刈谷高校59、半田高校55、津島高校44。そして2024年度の難関大学合格者数は、
【明和高校】東大11人・京大17人・名大47人
【刈谷高校】東大  4人・京大17人・名大72人
【半田高校】東大  3人・京大  4人・名大39人
【津島高校】東大  0人・京大  0人・名大  4人となっています。

(若狭キャスター)
公立なので附属中学は無料で魅力的ですね。入試はどうなるのでしょう。

筆記は「教科横断的な問題」で英語はなし

(柳沢アナウンサー)
はい。入学者選抜は2段階で行われます。まず1次が適性検査、そして2次が個人面接です。適性検査は、45分×2時限の全問選択式で行われる筆記試験で、注目なのは、「教科横断的な問題」で英語はないんです。

1限目が国語、2限目が算数などではなく、この45分の中に国語・算数・理科・社会とさまざまな問題が詰め込まれていて、それが2コマある。思考力・判断力・表現力を測るものとなっています。

通過するのは160人程度。そこから個人面接、1人あたり15分程度があり、最終的に合格するのは80人程度です。個人面接では、探究学習への意欲・志望動機、探究心・共感力・寛容性・粘り強さなどが見られるということです。そして直近の通知表の内容も参考にされるということです。

「適正検査」(筆記試験)と「個人面接」のポイントは

佐鳴予備校刈谷本部校 河内将郎教室長に伺いました。

<適性検査(筆記試験)のポイント>
「小学校のベースの知識・学力に加え、文章・グラフを素早く読み解く力が大事」「近隣の静岡県など、既に中高一貫校の試験を行ってるところの、過去問を入手するというのも有効」

愛知県のサンプル問題が、今、県のホームページに公開されている。だれでも見ることができます。

<面接のポイント>
「受験者の体験をもとに質疑する『振り返り型』で行われる。上手に話すだけでなく、何を探求したいのか、なぜそう思うのか、過去の経験を踏まえた言語化が大事」

(若狭キャスター)
これってもはや、就職活動ですね。「どんなアナウンサーになりたいですか」と問われたら、なかなか難しくて言葉には出てこない。過去を振り返りつつ、「中学になったらこんなことやりたい」ということを言語化する。

公立の中高一貫校は、2年後また増えるということが既に決まっています。今後も注目が集まりそうです。

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