イチジク農家「3分の2ほど傷んでしまった」 台風10号の影響で…野菜の入荷が半分以下になっている直売所も

CBC

各地で大雨や突風などの被害をもたらした台風10号。農作物への影響はあったのか。生産者や市場の皆さんを取材しました。

訪れたのは、愛知県豊川市にあるJAの集出荷場。

ここには毎日、市内で収穫された花や新鮮な野菜・果物が届きます。台風の影響について聞いてみると…

（JAひまわり 総合出荷センター 杉浦賢一センター長）
「豊川管内では、さほど大きな被害はなかった」

（メロン農家）
「出荷前だったので影響はなかった」

（大石アンカーマン）
「他のメロンは？」

（メロン農家）
「成育中のところは、雨で（ハウス内に）浸水したところもある」

「いつもの半分以下の入荷量」

続いて、豊川市内の直売所に行ってみると…

（大石アンカーマン）
「台風の影響は？」

（グリーンセンター豊川 後藤泰裕店長)
「本来この時間はたくさん荷物があるが、空いたコンテナが目立つ状況になっている」

（後藤店長）
「オクラも雨で花が咲かず、本来はずらーっと並んでいるが空いている。天候不順で1つの農家でコンテナいっぱいあったのが一列になるなど、半分以下の出荷量になっている」

その他、台風10号の影響できゅうりやなす、ピーマンなども入荷が減り、野菜全体でいつもの半分以下の入荷量だといいます。

現在は、急激な値上がりはおきていませんが、全体的には値段が上がってきているということです。

また、果物にも影響が…

「3分の2」がダメになってしまった農家も…

（後藤店長）
「イチジクも天候不順で太陽の光が当たらず、色が薄くなっている。味には影響ない」

直売所へイチジクを届けに来た農家の方は…

（イチジク農家）
「台風10号の影響でだいぶ傷んでしまって…。影響大きい」

（大石アンカーマン）
「ダメになったものも結構ある？」

（イチジク農家）
「だいぶ…3分の2くらいは」

農作物にも大きな影響を与えた台風10号。これから食卓への影響も懸念されます。