救急車が田んぼに転落 5人けが 見通し良い交差点でなぜ？ 同じルート走っても「どうして事故起きたのか不思議」

CBC

9日、三重県鈴鹿市で救急車と乗用車が衝突し、5人がけがをしました。

事故現場は田んぼが広がる見通しの良い交差点、なぜ事故は起きたのでしょうか？

9日、三重県鈴鹿市で起きた救急車と乗用車の衝突事故。

急病で救急搬送途中だった80代の女性と救急隊員3人、そして乗用車を運転していた50代の女性の合わせて5人がけがをしました。

この事故は東に向かって走っていた救急車が、交差点内で右から来た乗用車と衝突する形で起き、救急車は田んぼに落ちました。

事故が起きた交差点の様子を10日、改めて確認すると…。

現場近くには総合病院もあるため、この交差点や周辺の道路では救急車が頻繁に通り、10日は約1時間の取材中に3台見かけました。

事故は、なぜ起きたのでしょうか？

乗用車が走ったルートをたどりながら撮影してみると…

（報告：中道陸平記者）
「交差点の見通しはとても良いです。救急車はサイレンを鳴らしながら交差点に進入したはずで、どうして衝突事故が起きたのか不思議に感じます」

事故当時の信号機の状況は、まだ分かっていませんが、事故が起きたのは9日午前10時20分ごろ。

夜道でもなく見通しのいい道路での衝突。

仮に救急車の側が赤信号で交差点にサイレンを鳴らしながら進入してきたとしても、見通しは悪くない交差点で、なぜ事故が起きたのでしょうか？

あるいは、サイレンが聞こえにくいという状況が起きていたのでしょうか？

警察は当事者らから話を聞き、事故の状況を引き続き調べています。