喜びのガッツボーズで“脱臼” 中日ドラゴンズ 井上一樹監督 4球団がドラフト1位指名 金丸夢斗投手の交渉権獲得「一緒に夢を叶えましょう！」

CBC

24日のドラフト会議。ドラゴンズは見事1位指名の獲得に成功しました。成功の裏には若狭アナの貢献が!?

ドラフト1週間前。“おしゃべりメガネ”ことCBC若狭敬一アナウンサーが行った恒例行事が…滝行です。

かつて若狭アナがドラフト取材に行くと、その選手はドラゴンズに入団しないというジンクスがありました。

そこで滝行で身を清め、ドラフト当日は社内に幽閉されることになったのです。すると…

2018年 根尾昂
2019年 石川昂弥
2020年 髙橋宏斗
2021年 ブライト健太
2022年 仲地礼亜
2023年草加 勝　

と、6年連続で、狙った選手の獲得に成功したのでした！

ことしも競合必至ということで…

（若狭敬一アナウンサー　ことし9月）

「ついにやってまいりました！名古屋市守山区 倶利加羅不動寺！私の、そしてドラフトの聖地です！」

井上新監督が“くじを当てる”姿が見えた！

さっそく着替えて修行場へ。

（若狭アナ）
「さあ！今年も！ドラフト！成功する！入っちゃっていいですか？」
「ことしも！ドラゴンズのドラフトは！成功する！井上新監督！くじを当てる！金丸投手！ドラゴンズに来て！…見えました。井上監督当てています！」

そして24日のドラフト会議。ドラゴンズは若狭アナの予想通り金丸夢斗（かねまる・ゆめと）投手（21）を指名。

4球団が競合する中、くじを引いたのは、この秋就任した井上一樹監督（53）。そして…滝行のご利益バツグン！金丸投手の交渉権を見事獲得！場所は違えど、二人で歓喜のガッツポーズ！

しかし、井上監督は…

（ドラゴンズ 井上一樹新監督）
「（ガッツポーズで）脱臼しました。まさか書いていないだろうなと思った瞬間に…間違いないと思います。金丸投手は“夢斗”という素晴らしい名前。一緒に夢を叶えましょう！」

一門一答 プロ１年目の目標は「2ケタ勝利」

関西大学出身の金丸投手。左から繰り出す最速154キロのストレートに、多彩な変化球を持ち、コントロールも抜群。ことしのアマチュアナンバーワンの投手です。

24日の「チャント！」では、金丸投手は一問一答に応じてくれました。

（金丸夢斗投手）
Q.プロ1年目の目標は？
「2ケタ勝利が目標です」

Q.ドラゴンズのイメージは？
「やっぱりファンの方がとてもあつくて、同級生の髙橋宏斗選手を筆頭にとても投手陣が力があるなっていう印象があります」

Q.ファンにメッセージを
「ドラゴンズの一員としてチームの勝利に貢献できるように頑張っていくので、応援よろしくお願いします」

そして25日、井上監督が金丸投手のもとへ、指名あいさつに訪れました。

「“生”金丸を見た瞬間に…」

（ドラゴンズ 井上一樹新監督）
「ボールを投げれば一級品。態度・受け答えなどすべてにおいて非の打ちどころがないと聞いていた。“生”金丸を見た瞬間に、ん？と思うことがなく、はっはぁという感じのうなづきがすぐに出ましたね」

（金丸夢斗投手）
「感謝の気持ちでいっぱい。ドラゴンズの勝利に貢献できるようにしっかりと腕を振っていきたいと強く思っています」 

2位指名 吉田聖弥投手「苦しかった4年間でした」 

金丸投手以外にも、金の卵を指名したドラゴンズ。2位で指名したのは西濃運輸の吉田聖弥（よしだ・せいや）投手（22）。球威抜群のストレートに、非の打ちどころのないフォームから繰り出す変化球が武器の本格派左腕です。

（ドラゴンズ ドラフト2位指名 吉田聖弥投手）
「苦しかった4年間でしたし、いろんな方々に支えられて、多くの人にありがとうと伝えたいです」 

3位指名は桐光学園の森瞬太（もり・しゅんた）選手（17）。身長187センチ、高校通算48本塁打のパワーを持つ大型内野手です。

4位で指名したのは日本生命の石伊雄太（いしい・ゆうた）選手（24）。三重県尾鷲市出身で、強肩かつ正確なスローイングが魅力のキャッチャーです。

（ドラゴンズ ドラフト4位指名 石伊雄太選手）
「社会人からのキャッチャーということで即戦力だと思う。1年目から正捕手を目指していきたい」

5位指名 北照高校 高橋幸佑投手は監督に突っ込まれ… 

5位指名は北照高校の高橋幸佑（たかはし・こうすけ）投手（17）。高校で球速30キロ以上アップした、期待の成長株です。

（ドラゴンズ ドラフト5位指名 高橋幸佑投手）
Ｑ愛知県・名古屋に行ったことは？
「１回もないです」

（上林弘樹監督）
「うそつけ！豊田に行っただろう」

（高橋投手）
「ハイ！行きました！一軍の先発ローテーションに入れるようなピッチャーになりたいなと思っています」

そして最後に指名したのが聖カタリナ学園高の有馬恵叶（ありま・けいと）投手（18）。190センチの長身から角度のあるストレートが持ち味の本格派右腕です。

（ドラゴンズ ドラフト6位指名 有馬恵叶投手）
「けがをしないか体を一から見直して、勝てる投手を最終的に目標にしてやっていきたい」

即戦力に、将来性のある選手と、100点満点のドラフトだったドラゴンズ。来シーズンは優勝を決めてのガッツポーズも期待してます。