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どうなる103万円の壁「総理指名選挙」野党の一本化実現せず 決選投票で自民党の石破総裁が再び総理大臣に

CBCテレビ / 2024年11月11日 18時42分

CBC

(若狭敬一アナウンサー)
11日午後、自民党の石破総裁が再び総理大臣に選出されました。どのように選ばれたのか改めて確認しておきましょう。

(大石邦彦アンカーマン)
与党が少数、野党が多数派なので、この「総理指名選挙」で一発逆転、政権交代があるかもしれないということで大きなニュースになっていたわけです。

結果を見てみると、石破氏が221票。自公の215議席よりも6票多いわけは、先の衆院選で非公認の方々が乗ったと思われます。

そして立憲の野田代表は、148議席よりもプラス3票多い151票。

維新は党議拘束が1回目、2回目とかかっていたため、38議席と同数の38票。

国民も党議拘束がかかっていたんですが、玉木代表の不倫疑惑が報道され、国民民主党内で玉木代表の名前を書くのか議論に。結果、玉木代表に投票することが決まり、28票、全員が投票しました。

しかし、1回目の投票では、だれも過半数の233票を超えなかったので、石破総裁と野田代表2人の決選投票になったと。

その結果2回目は、石破総裁が221票で増減なし、野田代表はプラス9票。一方で無効票が84票ありました。この84票は、上位2人の石破総裁、野田代表以外の名前が書かれたもので、無効票となります。

(若狭)立憲民主党は「野党の皆さん何とか野田代表と書いてくださいね」ということで連携を図ったんですが、結局まとまらずということだったんですね。

注目集まる国民民主党「103万円の壁」解消なるか?

(若狭)改めて、勢力図はどうなっているんでしょうか。

(大石)自民と公明で過半数に達していないわけです。なので28議席を獲得した国民が入ると過半数を超えるということで、今「国民」が注目されています。

(若狭)そうですよね、今後の政権運営はどうなっていきますか。

(大石)予算案、法案などを成立させるためには野党の協力が必要になってくるわけです。今、この103万円の壁の協議というのが始まるわけですが、とにかくこれを実現させようとしているんです。

ただ、178万円まで引き上げるとなると、減税はできるけど税収が減ってしまうということになり、ここが焦点になっています。11日朝、党首会談が行われ、石破総裁は、誠実に謙虚に賜わり決定していくと言っていました。これは、自民一強時代ではなかなか考えられないことです。

一方玉木代表は、国民経済を良くしていく提案に誠実に対応してほしいというお願いをしているわけなんです。国民民主党は、この「103万円の壁」を最優先事項で頑張ると言っていたので、果たしてどうなるのか注目されています。

CBCテレビ「チャント!」2024年11月11日放送より

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