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小学6年生の自由研究で警察が動いた 横断歩道前にカラー舗装 止まらない車を「雨の日も雪の日も数えていた」

CBCテレビ / 2024年11月12日 18時37分

CBC

信号機のない横断歩道を歩行者が渡ろうとしていた場合、車は手前で必ず一時停止しなければなりません。

JAFが毎年調査している一時停止率。ことしの全国ランキングは、1位が長野で停止率87%、2位が石川で80.9%、3位が岐阜で75.2%。

そんな停止率3位の岐阜県ですが、各務原市の横断歩道では、手前の路面が赤色に塗装されています。

これはことし8月、ドライバーに横断歩道があることを認識してもらおうと、市がカラー舗装したものです。

そのきっかけとなったのが、近くに住む小学6年の小川寿子さん(11)の調査です。

「いつ止まってくれるんだろう…」半年間にわたる自由研究

(小学6年 小川寿子さん)「朝、横断歩道を渡るときに全然車が止まってくれなくて。いつ止まってくれるんだろうと思っていたから、横断歩道を渡るときに止まってくれない車の台数を調べた」

この横断歩道を渡って通学する小川さん。

横断歩道を通り過ぎる車が多かったことから、通学や帰宅で渡る際に通り過ぎる車の数を記録し、夏休みの自由研究でまとめました。調査期間は去年12月からことし6月までのなんと半年間!

「雨の日も雪の日も数えていた」

(小川さん)
「朝 数えてから学校に行くから帰るまでに忘れる」
Q.どうやってわすれないようにしているの?
「手に書いたりとか444とかずっと思いながら」 

小川さんは数えながら、手にメモしたり心の中で唱えたり…半年間、地道な調査をした結果、通り過ぎる車は平均して1日3台~4台。最も多かった日は1月9日で、行き帰り合わせて22台でした。

(小川さん)「雨の日も雪の日も数えていた。傘とか持ちながらで数えるのが大変だった」

小川さんはことし8月、この調査結果を各務原警察署に報告。報告を受けた署と道路管理者の市が協議し、ドライバーに横断歩道があることを認識してもらうため、手前の路面を赤色に舗装することにしたのです。

(小川さん)「(報告を受けて)まじ?やったーってなった。本当にできるんだって思ったし嬉しかった」
(小川さんの母親)「小学6年の気づきを周りの大人が汲んでくれて動いてくれて感謝」 

赤に舗装されてからは、横断歩道の手前で一時停止する車が増えたといいます。

(小川さん)「色んな所にカラー舗装してほしいし、事故が減ったらいい」

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