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名古屋城にキツネがやってきた!発見したのは高校生「たまたま映った」撮影場所はタヌキが通る“けもの道”

CBCテレビ / 2024年11月23日 6時32分

CBC

名古屋の街中で生息しているはずがない生き物が、これまでも何度も目撃されています。今回、私たちが調査したのは…

キツネです!名古屋城内や周辺で目撃されています。そこで、CBCテレビ「チャント!いきもの係」が出動しました!

過去には、アリゲーターガーや、シャチ、アライグマなど、街中に生息しているはずがない生き物たちが、私たちの目の前に現れることも…

今回、捜索するのは、名古屋城の周囲に現れた“キツネ”。撮影したのは、愛知県立明和高校の生徒たち。

(報告:松田亘哲記者)
「気になるものを見つけました。けもの道じゃないですか。キツネもここを通るのでしょうか?」

「チャント!いきもの係」出動!街中に暮らす「アーバンフォックス」を追え!~with 明和高校

キツネを探す“部活”に密着!

これまで、何度かキツネの撮影に成功した愛知県立明和高校。

文部科学省が、2011年度に「スーパー・サイエンス・ハイスクール」略して「SSH」に指定した、県下有数の進学校です。

先進的な理数系教育を通じ、国際的な科学技術人材を育成するのが目的で、全国225校が、SSHに指定されています。

キツネの撮影に成功した生徒たちが、所属する部活動は…

(明和高校 中村謙之教諭)
「特に、探究的な活動を中心とした部活動がSSH部」

部員は全部で52人。そのうちキツネを追っているのが、“生物班”の11人です。

(SSH部生物班の生徒)
「ウチダザリガニという特定外来生物を、北海道の現地で調査したりしている」

部員それぞれ、好きな研究に取り組んでいますが、11人全員で行っているのが、先輩たちから引き継いだキツネの調査。

きっかけになったのが…

おととし3月に、先輩たちが撮影したキツネの画像。SSH部の生徒たちが、初めて捉えたキツネです。

キツネの撮影成功!実は…タヌキの撮影中だった⁉

(中村謙之教諭)
「元々タヌキを調べていて、タヌキが通る場所があるから、そこにカメラを設置したら、たまたまキツネが映った」

そのキツネは、学校の至近距離にある「名古屋城・三之丸外堀」のヤブに現れたのです。

(中村謙之教諭)
「最初見た時に『すごい、キツネが映ったね』となって、非常に驚いた」

明和高校SSH部は、コロナ禍の2021年からは、感染予防対策のため、教室ではなくフィールドワークが中心の活動に…

その中で出会ったキツネたち。生徒たちは、名古屋城内でも撮影に成功。何かを食べている様子も映っていました。

(中村謙之教諭)
「この時期は、柿などを食べると思うので、その様子を狙うといいかも」

そして19日、私たち「チャント!いきもの係」は、生徒たちが撮影に成功したという場所へ!

地面に柿が…キツネも食べる⁉

(松田記者)
「名古屋城の北西エリアに来ています。この辺りでキツネの撮影に成功したということですが、自然が多くて静かな場所です。地面を見てみると、柿がたくさん落ちています。キツネもこれを食べているのでしょうか?」

名古屋城・本丸の北西を囲う「御深井丸」と呼ばれる場所。柿を撮影していると…

カラスが木にとまり、柿を食べている姿が!御深井丸に10本ある柿の木。柿がキツネのえさになっているのか?

さらに調査を進めるため、名古屋城総合事務所も取材。

(名古屋城総合事務所 管理活用課 石川和之課長補佐)
「名古屋城内には緑が多いので、さまざまな鳥や、小さい哺乳類を見ることがある。(キツネがいることは)私としてはびっくりした」

(中村謙之教諭)
「庄内川の辺りに、たくさんのキツネがやってきているのはわかっているので、どのルートを通って、名古屋市内に入っているのか、明らかにしたい」

名古屋城の三之丸外堀にかかる「清水橋」付近に現れたキツネ。いったい、どこからやってきたのか?

11月15日の午後5時すぎ。「清水橋」周辺でキツネを捜索!すると…

探し続けて…2時間!ついに動物発見

(松田記者)
「なんかいる…野生のタヌキがいます!走っています!」

撮影開始15分。現れたのは…タヌキ!

街の人に知らせてみると…

(名古屋市民)
「ここでですか⁉タヌキ?実家のある奈良でたまに出るが、名古屋のこんな所に出るんですね(笑)」

さらに探し続けること2時間!カメラを向けた先に映ったのは…?

残念ながら、ネコだ…

この日、キツネは見つかりませんでした。明和高校SSH部の生徒たちもいま、新たな準備に入っています。

どこから来たのか…調査方法を相談!

(SSH部生物班の生徒)
「“キツネがどこから来たのか”という研究がしたいので、定点カメラを設置する場所を相談した」

明和高校のこれまでの調査では、名古屋城周辺に生息しているキツネは、1匹か2匹。

キツネは、名古屋市の北部から、庄内川沿いや矢田川沿いを移動し、名鉄瀬戸線の線路沿いを市街地に向かって進み、名古屋城にやってきたのでは?と予想。

(SSH部生物班の生徒)
「名古屋でキツネについて分かれば、生態系など、いろいろな話につながるので、調べて明らかにしたい」

「チャント!いきもの係」の今回の調査はここまで。明和高校SSH部の、調査・研究の今後の進展も祈っています。

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