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ふとん・包丁研ぎ…しつこい飛び込み営業どう対応する? 愛知では逮捕者も「帰ってくれず困る」不動産営業で居座ったか

CBCテレビ / 2024年12月12日 18時5分

CBC

「帰って」と言っても、なかなか帰ってくれない。しつこい飛び込み営業で、逮捕者も出ています。困った時、どう対応すればいいのか、取材しました。

(街の人)
「いきなり家に来て『どうですか』と。しつこいしつこい」
「(ふとん営業が来て)15~20分はいた。怖くなりますよね」
「(包丁研ぎの営業)断ればよかったですが、断りにくかった」

名古屋の街でも、「迷惑な飛び込み営業」をされたという人、多いようです。

長時間に及ぶ勧誘や脅し、夜間の勧誘と、その方法は様々ですが…
国民生活センターによりますと、こうした消費者を困らせる行為に関する相談は、全国で毎年2万件以上も寄せられています。

愛知県では「しつこい飛び込み営業」による事件も…

「いつならいいのか」しつこく居座った疑いで男を逮捕

逮捕された、東京都の西森翔容疑者(21)は、不動産関連会社の社員。
ことし9月、27歳の男性が住む愛知県岡崎市のアパートに飛び込み営業をし、帰らず居座った住居不退去の疑いがもたれています。

警察が逮捕容疑としたのは、男性が西森容疑者に対してすぐに帰るよう求めてからの約9分間。
ただ、西森容疑者は過去にも男性のアパートを訪れていて、今回も男性が断ると「きょうはダメならいつならいいのか」等と、しつこく食い下がったということです。
警察の調べに対し、西森容疑者は「帰れといわれたら帰っていました」などと容疑を否認しています。

警察が押収した資料には、西森容疑者が、飛び込み営業した先から聞き出したとみられる、「在宅時間」などが書かれていました。西森容疑者は、男性の資産や個人情報を執拗に聞き出そうとしていたということです。

岡崎市ではことし3月以降、悪質な不動産営業に関する相談が30件以上寄せられていて、警察が余罪を調べています。

「木材が腐っている」ウソでリフォーム代金だまし取ろうと

悪質な飛び込み営業を巡っては、こんなケースも…。

警察署に次々に入るリフォーム会社社員の男たち。アポなしで飛び込み営業を繰り返した疑いのある彼らには、ある「決めゼリフ」があったといいます。

「木材が腐っている」
「くぎ抜けてますよ」
「屋根に隙間が空いている」

しかし、これらは全てウソ。男らは去年9月からことし5月にかけて、名古屋市や愛知県春日井市の住宅に飛び込み営業をし、ウソをついてリフォーム代金をだまし取ろうとした罪で、起訴されました。

“悪質な飛び込み営業” どう対応する?

これは、男たちが被害者に見せていた動画。
屋根がパカパカ…。こっちもパカパカ…。釘が抜け、隙間ができています。
ただ、これらは男たちが「自作自演」で壊していた可能性があるというのです。

もし自分の家に「悪質な飛び込み営業」がやって来たら、どうすればいいのでしょうか。

(名城法律事務所 正木健司弁護士)
「『帰ってください』『私はいりません』とか断りの意思表示は必要。訪問販売お断りのステッカーを掲示することもあり得る」

正木弁護士は、営業マンを不退去罪に問うためには、はっきりと「お断り」だと伝えることが大切だ、と言います。さらに…

(名城法律事務所 正木健司弁護士)
「すぐに契約せず、一晩考えるとか家族に相談するとか、慎重に対応した方がいい」

愛知県警は、資産や家族構成、外出予定や職業などを不用意に口にしないように注意を促し、断ったにもかかわらず居座る場合は110番通報を、と呼びかけています。

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