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【エアコン節電術】冬の暖房「設定温度」は何度がいい?「風向」は?「つけっぱなし」がいいの?「サーキュレーター」どこに置く?電気代節約術をダイキンに聞いた

CBCテレビ / 2024年12月28日 8時2分

CBC

補助金縮小でガソリンが値上げされ、食費を含め様々な物の値上がりが続いていますが、寒いこの季節には「エアコン」の電気代まで重くのしかかりますよね。

そこで、冬に欠かせない暖房器具「エアコン」をどう使えば安くなるのか。ダイキンに聞いてみました。

節約術の前に…冷房よりも高い電気代

ダイキンによりますと、夏場、快適に過ごせる設定温度は27℃とされていますが、外気温が35℃の場合は、その差が8℃。冬の時期に、快適に過ごせる設定温度は20℃で、外気温が7℃の場合、その差は13℃。
エアコンは設定した温度に達するまでが一番電力を消費するため、気温差が大きい冬は負荷がかかり、消費電力が大きくなるため電気代が高くついてしまうとのこと。

年末年始、少しでも電気代をおさえて快適に過ごすため、ダイキンに聞いた節電術をまとめました。

どっち?「こまめに電源オンオフ」or「つけっぱなし」

ポイント(1)こまめな電源オフが電気代高騰につながるかも…
先述したように、エアコンは設定した温度に達するまでが一番電力を消費します。ダイキンの実験によりますと30分程度の外出であれば、室内の温度が大幅に下がることはないため、スイッチを切るよりも“つけっぱなし”の方がお得だといいます。(※実験は最高気温7.8℃、暖房24℃、風量自動の場合。外気温、設定温度と室温との温度差などにより変動)

「節約のため」と思って、こまめに電源をオフにする行為が、時に電力を消費してしまっているかもしれません…

ポイント(2)室外機の前には何も置かない!
室外機は、前面から外気を吸い込んでいるのかと思いきや、実は後ろから外気を取り込み、その中から熱を奪って、あたたかい空気を室内に届けています。
前面からは、あたたかい空気を届けた後の冷たい空気が出ているため、室外機の前などに物を置いていると、その冷たい空気が後ろにまわり込んでしまい、結果的に暖房の効率が落ちることにつながります。

雪が降る地域では、室外機まわりに雪が積もってしまうことがあるかもしれません。空気の通り道を確保して、効率よくエアコンを稼働させるため、エアコン専用ブレーカーをオフにした上で、室外機まわりの雪を取り除いておきましょう。

フィルター掃除で年間25%の電気代節約

ポイント(3)2週間に1度、室内機のフィルター掃除を
エアコンは、室外機からだけでなく、室内機からも部屋の中の冷たい空気を取り込んで、あたたかい空気にして吐き出しています。そのため、エアコン内のフィルターにほこりや汚れがついて目詰まりしてしまうと、吸い込む空気の量が少なくなり、あたためる力が低下。設定温度に達するまでに多くの電力が必要になって、余分な電気代がかかってしまいます。

「寒い時期に水洗いはちょっと…」という人も電気代を節約するため、2週間に1度掃除機でホコリを吸い取るといいとのこと。汚れがひどい場合には、中性洗剤を溶かしたぬるま湯で洗って、日陰でよく乾かしましょう。

フィルター掃除をすると、年間25%も電気代が節約できるそうですよ!筆者も重い腰を上げて頑張ります。

設定温度は何度?サーキュレーターはどこに置く?

ポイント(4)何℃にすればいい?
エアコンは、設定温度を1℃下げると約10%の電気代が節約できるといいます。冬は、環境省も推奨している20℃を目安にするといいとのことです。

ポイント(5)風向は「下向き」で
冷たい空気は下に、あたたかい空気は上にたまりやすい性質があるため、エアコンのスイッチを入れた時は、室内を早くあたためるために風向を「下向き」にするといいそうです。
あたたかい空気は自然と天井付近にあがっていくため、効率的に室内をあたためることができます。

ポイント(6)空気清浄機やサーキュレーターで温度のむらをなくそう!
風向を下向きにしても、部分的に冷たい場所ができてしまう場合は、空気清浄機やサーキュレーターを使って空気を循環させると、室内の温度ムラがなくなり、より快適に過ごせるとのこと。これらを置く場合は、エアコンと向かい合わせの場所がいいようです。

温度を上げる前に湿度を上げてみては?

ポイント(7)湿度を上げよう!
空気は「温度」が上がると「湿度」が下がる性質があるため、エアコンで室内をあたためた時も湿度は下がってしまいます。同じ温度でも湿度が高いと、あたたかく感じやすくなるため、加湿器や洗濯物を部屋干しするなどして、室内の「湿度」をあげるといいでしょう。

しかし…湿度が高すぎるとカビや結露が発生してしまうため、人にも住まいにもちょうどいいとされている「湿度40~60%」を保つといいようです。

年末年始で家族や親戚が家に集まることも多いと思います。快適に上手に節電して、寒い冬を乗り越えましょう。

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