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ドラゴンズ 井上一樹新監督(53)「キーマンは石川昂、細川と言うと思ったでしょ?」 新春ドラゴンズ訪問

CBCテレビ / 2025年1月1日 6時10分

CBC

3年連続最下位のドラゴンズ、選手もファンも悔しい思いをしてきました。2025年シーズン、新生・井上ドラゴンズはどんな戦いを見せてくれるのでしょうか。新指揮官の胸中に迫りました。

Q.監督になって最初の新年を迎えました。今、どんな思いでいらっしゃいますか。

昨年の暮れに要請を受けまして、あっという間の2か月足らずでした。そんな中で年が明けるのが待ち遠しいのと、とうとう年が明けてしまったというような、何か不安な気持ちもありながら、どちらに転ぶかっていうのは自分次第かなと思いながら。そして選手たちは自主トレで一生懸命やってくれてるかなっていうね、そういうところもちょっと気になりつつのお正月みたいな感じですね。

Q.シーズンに入ると、ファンが一番気になるところは、今年は勝てるかどうかっていうところかと思いますが、勝つためには何が一番必要になってきますか

レベルアップはもちろんですけどね。ただレベルアップを急激な形でできるかっていうとそうではないと思うんですよね。昨年から僕がずっとうたってきた「みんなで勝つんだよ」っていう、そして同じ方向を向いてっていうところ。統率力という部分で、みんなを同じ方向に向けることによって生まれる力を何とか出したいという気持ちはあります。そこでまず戦っていかなきゃいけないかなと思います。

いいところ取りの監督に

Q.これまでいろんな監督のもとでプレー、そしてコーチをされてきましたけど、ご自身の中で理想像というか、監督像っていうのは浮かんでいらっしゃいますか。

いいところ取りをしたいですね。僕はまず星野仙一監督に拾われましたし、今では考えられないぐらいの厳しい環境の中で育ってきた。でもそれはそれですごく愛情を感じましたし、ユニフォームを着ているときと脱いだときのギャップといったところも、あれはあれでまた参考にしたい。その後は高木守道監督、落合博満監督、山田久志さんも、監督として携わりましたけども、それぞれやはり個性の豊かな方たちだったので。いいところ、そして「監督そうじゃないでしょう」というような部分もたくさん見てきたつもりなので、それをうまい具合に利用したいかなと思います。

肩を脱臼するほど喜んだ! 期待の新人 金丸投手

Q.新人ドラフト1位の金丸投手にはどういうことを期待しますか

僕も肩を脱臼しながら、釣り上げた選手ですから、期待は大きいです。ただ期待が大きい分、皆さんにお願いしておきたいのは、あまり騒ぎ立てて欲しくない。彼も真摯に野球に取り組んできて、アマチュア球界No.1左腕と言われるぐらいのところまで上り詰めた選手ですから、そこには期待します。ただ焦らせて、例えば、肩ひじ腰、膝とかそういったところに故障が出てしまうと、元も子もなくなってしまう。騎手で言うところの手綱を持たせてもらっている立場なので、そういったところの「いま行け!」「まだまだ」って言ったところをね、上手いこと出し入れしてあげたいかなと思います。

「キーマンは石川昂、細川」と言うと思ったでしょ?

Q.今年の井上ドラゴンズの投手・野手のキーマンとなると、いかがでしょうか?

ピッチャーでまず言いますと、まだまだ若手の部類ではありますけども昨年2桁勝ってくれた髙橋宏斗ですよね。昨年の実績を自信に変えて、「お前が中心で回っていくんだよ」というようなことは植え付けていきたいかなと思います。野手で言ったら、福永裕基ですかね。今ね、石川とか細川って言うと思ったんでしょ。本当にそこも期待はしていますけども、僕の中でのキーマンは福永かなと思っています。

Q.どういったところがキーマンと思っていますか

福永の場合は宏斗と同様、僕が2軍の方で春先は預かっていました。いいバッティングやいい走塁をしているけどもなかなか1軍に上がれないという場面の中でも、やはり自分の中では、すごくいい選手だなっていうふうに思っていた。それで途中から1軍に行った暁にはそれなりの数字を残しましたから。課題はまだまだ多いですけども1番、3番、5番、下手すれば僕の中で4番もありなのかなっていうぐらい。ユーティリティーに打順を打てるっていうところを考えるとキーマンなのかなって思いますね。

だから石川昂弥とか細川って言いたいとこですけども、石川と細川が1番打てますかとか、2番打てますかっていうレベルになるとちょっと難しい。福永だとその辺全部打てるので、彼をどこに置くかっていう意味ですごくキーになるのかなと勝手に思っています。

井上竜はスモールベースボール?

Q.「井上監督の野球」というのはどんな野球でしょうか

やはり大味な野球というのをファンの方はすごく喜ばれると思うんですよね。ピッチャーが抑えて0を並べる。そこにランナーを溜めてバーンと打ったら、2点3点取れましたっていう。それはすごく野球の醍醐味なんですけども、ただ得点をなかなか取れないっていう厳しい実績を残してしまっていますから。

なので、僕はこだわるなら先制点。どんな形でも先の塁に進めて、ワンヒット、例えばそこで進塁打、右打ち、バントとスクイズ。「いやいや、この回にスクイズないでしょ」っていうようなこともありなのかなというぐらいの野球をしていかないと、点数ってなかなか取れないのかなと思っています。1点にこだわる野球、1点を与えない野球、そこはすごくこだわりたいと思います。

Q.では最後にファンに新年のご挨拶をお願いいたします。

新年あけましておめでとうございます、中日ドラゴンズ監督に就任いたしました井上一樹でございます。ときには大胆な野球、繊細な野球、そしてドラゴンズが勝つためにはどうしたらいいか。もちろんベンチでニコニコしていたいんですけども、なかなかそれも難しいと思います。

ただ苦虫を噛みそうになったときでも、選手たちを信じるっていうことを念頭に置きながら、そしてまずい試合をしてしまったとしても、ドームに、そしてテレビでラジオで全てにおいて皆さんの応援を受けているという意識を持ちながら、戦って参りたいと思います。今年度も昨年同様、昨年以上にまた熱い声援をどうぞよろしくお願いします。

1月1日放送 CBCテレビ 新春ドラゴンズ訪問より

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