「アムール・デュ・ショコラ」に幻のフルーツ「ル レクチェ」で勝負 名古屋で日本最大級の“チョコの祭典”開幕へ メゾンカカオの新作商品開発に密着
CBCテレビ / 2025年1月16日 19時54分
いよいよ1月17日に開幕!
国内外から140のチョコレートブランドが名古屋に集結する、日本最大級のチョコレートの祭典「アムール・デュ・ショコラ」。
たったひと月で約80万人が訪れ、売り上げ額は40億円以上!
“アムール”として25周年を迎えることしは、過去最大の売り場面積に、国内外から史上最多の30人以上のシェフが集結。さらに15日午後2時過ぎ…。
(列車内アナウンス)
「鎧塚シェフ、辻口シェフ、山本シェフ、小山シェフ、柴田シェフです!どうぞ!(拍手)」
25周年を記念して、なんと東海道新幹線の貸し切り車両(東京→名古屋)「ショコラトレイン」を運行しました。
アムール・デュ・ショコラを代表するスターシェフ5人によるトークショーや
、販売商品を一足早く試食できるなど、チョコレートマニアにはたまらないイベントです。
(鎧塚俊彦シェフ)
「もう延長して大阪ぐらいまでいいじゃないですか!」
そんなスターシェフたちを始め、冬季限定の北海道発スイーツブランド「スノー」や、甘酸っぱい苺スイーツとキュートなパッケージで、5年連続売り上げ1位の王者「オードリー」など、名だたる有名ブランドが集まるアムール・デュ・ショコラ。
「食べるとアロマが香る…」
そんな中、例年バリエーション豊かな新作スイーツが話題となり、連日行列の絶えない人気ブランドが!鎌倉発祥のチョコレートブランド「メゾンカカオ」です。
(客)
「超ファンです。大好きです」「トキメキをくれます」
「天才?って思うくらい味の組み合わせ方が上手」
「果物の風味がすごくて、他のチョコレートより強く感じる」
「食べるとアロマが香る」
今やブランドの代名詞ともなっているのが『アロマ生チョコレート』。山形県のサクランボや山梨県の巨峰など、果実の香りをふんだんに取り入れた風味豊かなショコラは唯一無二です。他にも、果実の香りを生かした独自のスイーツで、多くのファンを虜にしてきました。
そんなメゾンカカオにとって、ことしは記念すべき10回目となるアムール・デュ・ショコラです。
節目となる今年は一体どんな新作で我々を魅了してくれるのでしょうか?新作商品の開発に、カメラが密着しました。
(メゾンカカオスタッフ)
「材料の割合を変えて固さを調節してみました。3種類作ってみて、Aがいちばん緩くて、Cがいちばん固さを出している…」
神奈川県鎌倉市のメゾンカカオでの試作会議。ここから数々の“傑作”が生まれました。
ブランドの原点“タルト”で勝負
(メゾンカカオ代表 石原紳伍さん)
「何か安いコーヒーの味がする。“本物の味”がしないとダメだ」
全ての商品の決定権を握るのが代表の石原紳伍さんです。肩書はパティシエではなく、クリエイティブディレクター。素材や味、造形などを細かく伝え、パティシエが形に。それがメゾンカカオのスタイル。
(石原さん)
「僕らのショコラは香りが全てなので、その香りをかいだときにリッチな気持ちになったり、華やかな気分になったり、お客様に感動を届けられるように、香りはすごく大事にしています」
メゾンカカオのショコラは“香り”が全て。そんな、香りにこだわる石原さんが
ことしのアムールの目玉に選んだのは…
(石原さん)
「メゾンカカオ創業のお菓子は実はタルトなんです。10年目のアムールなので、タルトに力を入れる」
ブランドの原点“タルト”で勝負。
目指すは かつてない「香り高いフルーツのタルト」
タルトもまた香りにこだわります。福岡県糸島市の「あまおう」や、沖縄県名護市の「ゴールドバレル」など、石原さんが選び抜いたフルーツと、チョコレートのマリアージュです。素材が命だからこそ、日本各地を駆け巡り、生産者にまでこだわって食材探しをしています。
(石原さん)
「メゾンカカオは“旅するメゾン”ということで、全国40以上の農家から、直接果物をいただいていますが、相当香りが高い素材を今年は探しにいきたいと思います」
今回挑戦するのは、かつてない「香り高いフルーツのタルト」。その決め手となる果実を求めて石原さんが動きだします。
去年10月、向かった先は新潟県の佐渡島。緑豊かなこの島には「幻」と呼ばれるフルーツが。
幻のフルーツ「ル レクチェ」
(石原さん)
「ル レクチェというものを収穫しに行くんですけど」
ル レクチェとは、フランス原産の西洋ナシ。120年以上前に国内に持ち込まれ、その8割が新潟で生産されています。実はこのナシ、収穫後1か月半貯蔵して完熟させることで、驚くほど豊かで芳醇な香りを醸し出すんです。ちなみに、幻と呼ばれるその理由は。
(石原さん)
「ル レクチェって365分の1なんです。1年の中で、収穫する日は1日だけなんです」
お目当てのル レクチェは追熟の時に、最も香りが立つよう収穫スケジュールを逆算。ベストなタイミングを逃さず、ほぼ1日で一気に収穫するというこだわりです。
(石原さん)「ことしもよろしくお願いいたします。お久しぶりです。お元気ですか?」
(ル レクチェ農家 吹上清さん)「元気です」
訪れたのは全国から注文が殺到する、指折りのル レクチェ農家、吹上清さんのところです。
追熟した「ル レクチェ」は…
(石原さん)
「香りが鳥肌が立つくらいすごかったので『こんな果実ってあるんだ』というのが、ここに来る前に新潟もですけど、いろいろ(な山地を)回ってきた中でも、吹上さんのル レクチェは、香りが断トツだった」
石原さんが惚れ込んだ、幻の果実。その出来を見に果樹園へ。鮮やかな黄緑色をまとった、大ぶりの果実がお目見えしました。
(石原さん)「まだ香りはしないけど、立派なル レクチェじゃないですか?どうですか?仕上がり的には?」
(吹上さん)「いいです。最高ですね」
収穫から1か月半、石原さんのお店に届いたのは、追熟したル レクチェ。収穫の時とは違って柔らかな黄色に。そして見た目以上に変化したのが…。
(メゾンカカオ 細谷麻夏シェフ)「すごくいい香りが、めちゃくちゃいい香りがします」
この香りを最大限に活かしたタルトを実現すべく、余計なものは使わずに、素材のポテンシャルで勝負。一体、どんなタルトに仕上がるのでしょうか?
10年目のアムールに向けた新作タルト誕生か?
ル・レクチェのピューレを、2種類のチョコレートで閉じ込めた、唯一無二の生チョコタルト。
(石原さん)
「これもう香りの爆弾で、サクサクしたクッキー生地のタルトと、ル レクチェのエレガントな香り。そしてミルクチョコレートの余韻の長い甘さに、ビターチョコレートがカカオフルーツ感を出してくれる」
スタッフたちの反応は…
(石原さんの妻で広報担当 石原なつみさん)「超ル レクチェ!これおいしい」
(スタッフ)「お酒入っていないですよね?お酒なしでこれいけるのすごいね」
「じゃあ『ル レクチェタルト』OKで」「すばらしい!(拍手)」
こうして10年目のアムールに向けた新作タルトが誕生…と思いきや?
(石原さん)
「まだチョコレートがル レクチェの香りを立たせるために、合わせるチョコレートを作りたいので、もう一度やり直してタルトを変えてみたい」
なんと、ル レクチェに合わせるチョコレートに納得がいかないとのこと。
コロンビアにメゾンカカオの自社農園が
アムールを1か月後に控えたこの日、石原さんが訪れたのは。
(石原さん)
「やってきました。ここはコロンビア ボゴタ国際空港です」
カカオの生産国の一つ、中南米のコロンビア。車を走らせること2時間。
そこにあったのは…
(スタッフ)「MAISON CACAOって(看板に)書いてある!」
(石原さん)「ここはコロンビアカカオ農園。自社管理農園の近くです」
実は石原さん、納得のいくチョコレートを作るため、ブランドとしてカカオを栽培。コロンビア国内に自社管理農園を持ち、半年に一度は現地を訪ね、品質を確認しています。
カカオの実の中には、カカオパルプと呼ばれる真っ白な「果肉」が。この中にあるカカオ豆がチョコレートの原料に。
現地で育てたカカオは、新鮮なまま現地で加工。様々な品種・産地の中から、ル・レクチェに合う唯一無二のチョコレートを探し出すという石原さん。
(石原さん)
「絶対おいしくできると思う。ベリーナイス!。『おいしい』のために『感動』のために日々見えないところでそれを磨き続けるのがブランドとしての責任。毎年毎年バージョンアップしていきたい。お客様と生産者さんと共に」
ギリギリまで、おいしさを追求し続けたこだわりの結晶。17日の本番では、どんな姿でファンの前に現れるのでしょうか。
CBCテレビ「チャント!」2025年1月15日放送より
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