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名古屋“広沢市政”の公約動く?“子どもパス”導入に向けてトライアルへ…看板公約どうなった?

CBCテレビ / 2025年1月20日 18時3分

CBC

名古屋市長選からまもなく2か月。広沢一郎市長が選挙で掲げた「看板公約」は3つ。①市民税の減税税率の拡大、②名古屋城天守の木造復元、そして③市長給与の減額です。

いずれの公約も河村イズムの継承ですが、この「看板公約」をめぐって新たな動きがありました。

19日、公務を終えた広沢市長が向かったのは、名古屋市内の会議室。そこにいたのは…

(河村たかし 衆院議員)
「政治で尊敬する人なんかおりゃへん。はっきり言って。聞いたことない。尊敬する人なんか」

広沢市長が訪れたのは、自身にとって「親分」であり前任者、河村たかし議員が主催する政治塾です。半年後に迫る参議院選挙や統一地方選挙の候補者擁立につなげようと、1月から毎月1回開催されていて、受講しているのは、会社員や経営者などおよそ80人です。

前市長の広沢市長へのアドバイスは

(参加者)
「東京からです。渋谷からきました。河村先生面白いじゃないですか。それで1回話を聞きたいなと思って参加しました」

(参加者)
「パフォーマンスの印象が強かったけど、講義自体は勤勉でこれだけ実践されている方だから共感する部分は大きかった」

広沢市長も、「庶民革命」を掲げる河村議員の政治理念に共感し、ビジネスの最前線から政治の世界に飛び込んだひとり。

(広沢一郎 名古屋市長)
「私も市長なんですけど、ついつい河村さんに"それでね、市長と言っちゃう、もう市長じゃありませんので、河村さんのことは総理と呼んでください」

あの市長選から2か月。2025年を「本格始動の年」と位置づけ、決意を新たにする広沢市長に「政治の師匠」、河村議員からアドバイスが…。

(河村たかし 衆院議員)
「どえりゃあ面白くしてちょうだい。名古屋を。お笑いを作らなあかんわ」

(広沢一郎 名古屋市長)
「なかなか難しいところ…。(名古屋が)真面目な風土なもので」

公約の“子どもパス”どうなった?

市長選からまもなく2か月。河村市長と違うカラーを出すために「子どもパス」の導入を掲げていましたが、その進捗を聞くと。

(広沢一郎 名古屋市長)
「前哨戦ではないが、試行実施をやれれば。いきなり小学生~高校生までできるか、(年齢を)絞ってやるか工夫をしたい」

Q新年度に子どもパスの“助走”を?
「そうですね、やれればと」

広沢市長が26年度からの導入を目指している"子どもパス"。子どもが18歳まで市営バスや地下鉄などに定額で乗車できるという政策ですが、実現に向けた助走として25年度に対象年齢を絞ってトライアルを行いたい考えを示しました。

看板公約の“市長給与800万円”は

さらに20日、看板公約の1つ、市長給与の800万円への減額についても動きが。第三者でつくる審議会に市長給与の引き下げについて意見を求めてた広沢市長。20日、その答申を受けました。

答申では、著しく低い給与は  審議会の判断基準とは相容れず、「審議になじまない」と結論づけました。

(広沢一郎 名古屋市長)
「審議にはなじまないというご意見。ただこれは私の政治的な信条から発せられたことなので、それ自体を否定するものではない」

広沢市長は答申を踏まえて「自身の給与に関する条例案を来月の議会に提出したい」と話しています。本格始動した2025年の広沢市政。そのかじ取りに"広沢カラー"は現れるのか、いずれにせよ  勝負の年となりそうです。

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