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日本唯一の「ガイドウェイバス」が大混雑 開業時は1日5000人だった利用者は1万2000人に 増便したくても簡単にできない事情も

CBCテレビ / 2025年1月21日 19時6分

CBC

名古屋市の大曽根から愛知県春日井市の高蔵寺などをバスでつなぐ「ゆとりーとライン」、2001年3月に開業しました。

専用の高架レールと一般道路の両方を走る日本で唯一の「ガイドウェイバス」が運行され、渋滞の影響を受けないことから「ゆとりーとライン」と名付けられています。しかし…。

(高校生)
「毎朝すごく混んでいます」

名古屋市守山区の金屋駅では、通勤・通学のピーク時の21日午前8時前には車両は超満員。バスは2分おきにやって来ますが…。

(高校生)
「(Q:乗らなかったけれど、こういうことはよくある?)はい、ぎゅうぎゅうで…」
(80代男性)
「2本ぐらい遅らせますね、無理せず。最初にできた頃は人も少なかった」

背景にあるのは、守山区での人口の爆発的な増加です。守山区の志段味地区では土地開発が行われ、ゆとりーとラインが運行を開始した2001年には人口約1万6000人でしたが、去年12月には2倍以上の約3万9000人に増えています。

利用者が開業時の倍以上になっても増便できない事情…

また、守山区全体の人口は名古屋の全16区の中で緑区、中川区についで3番目に多く、約17万6120人。この10年では5パーセントの増加です。

このため「ゆとりーとライン」の利用者は、開業当初は1日5000人ほどだったのが、今では1万2000人ほどと倍以上に増えています。増便については、これまで当然、議論されてきましたが、簡単にはできない事情が…。

(名古屋ガイドウェイバス 林史彦さん)
「ガイドウェイバスは日本国内で名古屋が唯一の車両。開発した時の体制や生産ラインは今はもうない」

鉄道とバスの利点を組み合わせた交通システムですが、車両が特殊なため更新したり新車を用意することが厳しい事態に陥っているのです。

名古屋ガイドウェイバスでは、名古屋市などと連携して混雑解消に向けての検討はするものの、まだ具体的な解決策は見つかっていないということです。

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