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卵の市場価格1キロ300円の可能性も 愛知県内12例目の鳥インフル確認 夏の暑さで渡り鳥のルート変わったことが原因か

CBCテレビ / 2025年1月21日 19時58分

CBC

21日、愛知県常滑市で高病原性鳥インフルエンザの感染が新たに確認され、これで県内12例目となりました。

(愛知県養鶏協会 内田清政 事務局長)
「防疫をやりながら、なんとか防ごうと一生懸命頑張った。もう大丈夫だろうと思っていたが…」

こう話すのは、愛知県内でニワトリやウズラなどを飼育する農家が集まる「愛知県養鶏協会」の内田事務局長です。

愛知県内では、ことしに入り常滑市・半田市・阿久比町の合わせて11か所の養鶏場などで感染が確認されていて、今回の感染確認分と合わせ143万9000羽が殺処分されることになります。

防疫措置を強化する中、感染が12例目まで広がったのは、一体なぜなのでしょうか。

気候変動で渡り鳥がとどまった可能性

(愛知県養鶏協会 内田清政 事務局長)
「ことしの気候風土の変化、夏が暑くて秋がなくて、すぐ冬に。知多半島で止まってしまった。鳥が」

気候変動の影響で、ウイルスを持つ渡り鳥が知多半島にとどまり、ばらまいた可能性があるといいます。また、今回感染が広がったのは養鶏場が密集している場所で、カーテンで仕切られているだけの野鳥が入りやすい造りの鶏舎が多かったといいます。

(愛知県養鶏協会 内田清政 事務局長)
「ほとんどの人が経営再建に向けて準備をするという状況ではある。中には『これを機に辞めざるを得ないのか』と思っている人もいる」

感染拡大の影響は私たちにも…。

(愛知県養鶏協会 内田清政 事務局長)
「今、東京で(1キロあたり)260円。(今月6日時点で)225円だったのが260円まで上がっている。おそらく今月末までに、もう2段階ぐらい上がるのではないか」
内田事務局長によりますと、1月末には卵の価格が「名古屋でも300円近い相場がつく」と危惧しています。

鳥インフルエンザによる卵ショック。これ以上被害が広がらないよう、一日も早い収束を願わずにはいられません。

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