名古屋の喫茶店文化が外国人観光客に人気！市内の喫茶店で「対象メニュー」無料で注文できるキャンペーンが呼び水に

CBC

名古屋市中区にある喫茶店「喫茶七番」。店内には28日朝から外国人観光客の姿がありました。

（韓国から訪れた人）
「これが有名なモーニングセット。これを食べに、ここに来た」

今や名古屋の喫茶店文化は、外国人観光客の知る所です。取材班が28日の午前中に出会ったのは、いずれも韓国から来たという4組の観光客。

（韓国から訪れた人）
「おいしいです」
「盛りだくさんで、うれしいです」

きっかけは…あるお得なキャンペーン

呼び水になったのは、クーポンの存在です。現在は台湾から中部空港に降り立った観光客限定で配られているもので「中部国際空港利用促進協議会」が行っているキャンペーンなのです。

これは指定された名古屋市内の喫茶店10店舗のうち、1店舗で「対象メニュー」を無料で注文できるという特典。

この店では1000円相当の「小倉トースト」と「ドリンク」のセットが無料となっていました。

実は、このキャンペーン、去年は韓国人向けに行われていたのです。その影響で「小倉トースト」の話題がSNSを通じ韓国国内に伝わったようです。

（韓国から訪れた人）
「SNSで探して、ここに来ました」
「インスタグラム（で知りました）」

初めて食べた小倉トーストの味は？
「おいしい。めっちゃおいしい。あんこ！」

「春節」でアジアからの観光客に期待

このキャンペーンは去年11月からは台湾からの客を対象に実施されていて、クーポンは名古屋市東区のオアシス21の観光案内所で、搭乗券とパスポートを提示すると先着1000人が受け取れます。

28日時点で利用した台湾からの観光客は、689人ということです。

（オアシス21 観光案内所 松田彩巴さん）
「去年は韓国人を対象に同じクーポンを配布していたので。その時も、たくさんの観光客が来て、SNSなどで拡散されて。名古屋のカフェが人気になっているのではないか」

いよいよ春節スタートですが…

（オアシス21 観光案内所 松田彩巴さん）
「毎年『春節』の影響もあって、アジアの観光客が多く訪れている。これから（観光客が）だんだん増えてくると思う」