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JR東海の「ドクターイエロー」ラストラン終え東京駅に到着 車両には「ありがとうT4」 “見ると幸せになる”新幹線【速報】

CBCテレビ / 2025年1月29日 18時0分

CBC

JR東海が所有する新幹線の「ドクターイエロー」が東京駅に到着し、ラストランを終えました。

黄色い車体が特徴のドクターイエローは「新幹線のお医者さん」と呼ばれ、東海道・山陽新幹線を走行しながら、線路の歪みや電気設備を点検する検査専用の車両です。

10日に1度のペースで走行し、その時間は時刻表に載っておらず、めったに見られないことから「見ると幸せになる」とも言われていました。

ドクターイエローはJR東海とJR西日本が1編成ずつ所有。JR東海が所有する「T4編成」は2001年から、JR西日本が所有する「T5編成」は2005年から活躍しています。

JR東海は2023年3月に初めて体験乗車会を開催。大人限定ではありましたが、定員200人に対し約2万人が応募し、当選倍率は100倍となりました。

しかし、2024年6月に老朽化を理由に引退が発表されました。JR西日本の車両は2027年以降をめどに引退する予定ですが、JR東海の車両はこれで引退です。

ドクターイエローの窓には「ありがとう」や「ラストラン」の文字が掲げられ、沿線でも東京駅に向かう車両を目に焼き付けようと多くのファンが見守りました。

「ありがとうT4」JR東海のドクターイエロー 引退後は…

JR東海のドクターイエローは午後6時前に東京駅に到着し、「T4編成」は2001年9月から約24年間にわたって新幹線の安全運行を支えてきた役目を終えました。

引退するドクターイエローは、名古屋市港区の「リニア・鉄道館」に保存・展示されることになっています。

また、JR東海は2026年度から2028年度にかけて最新車両「N700S」を新たに17編成導入すると発表していて、その一部にドクターイエローの検査を代わりに行う装置を備えて乗客を乗せながら検査を行っていくとしています。

新車両にはレールや枕木の状態を自動で把握する新たな機能や電線の金具をカメラで撮影し、異常がないかをAIで確認する設備などを備えていて、ドクターイエローと同等以上のデータを高い頻度で取得できるということです。

現在は目視などで行っている検査が不要になるため、作業員の負担軽減にもつながるということです。

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