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国府宮はだか祭の“神男” 26歳の会社員に決定 眉毛以外の毛を剃って“生まれたままの姿”に 本番のもみあいは2月10日 愛知・稲沢市

CBCテレビ / 2025年1月30日 18時13分

CBC

愛知県稲沢市の「国府宮はだか祭」の主役、神男が(しんおとこ)が決定しました。ことしの神男、どんな人なんでしょうか?

30日、愛知県稲沢市の国府宮の楼門前に建てられた「標柱(しめばしら)」。天下の奇祭「国府宮はだか祭」の開催を告げるものです。

尾張地方に春を告げる祭り本番は2月10日。ことしの神事がついに幕を開けました。

「祭」の主役は“神男”、世の厄を一身に背負うことになりますが、祭り当日は、下帯姿の“はだか男”達が神男に触れ、厄を落とそうと激しい「もみ合い」を繰り広げることで知られています。

30日、ことしの“神男”を決める選定式が午前10時から行われました。

志願者は25歳から39歳までの5人。選定式の直前に候補者たちに聞きました。

(高柳智哉さん:37歳)
「今回(志願して)4回目。感謝の気持ちを持って、みなさんの厄を背負っていきたい」

(加藤稜大さん:26歳)
「(志願して)2回目。子どものころからずっと、この祭りに出ていて。いつかは自分も(神男)になりたいと思って立候補した」

(木村勇樹さん:25歳)
「(志願するのは)初めてです。ことし25歳ということで厄年なので。その区切りとして歴史の長い祭りの大役をやりたい」

去年は二番くじ、悔しい思いで過ごした1年だった

ことしも張り詰めた空気の中で行われた選定式。

くじ引きの結果、ことしの神男は稲沢市の会社員、加藤稜大(りょうた)さん(26)に決まりました。

(神男に決まった 加藤稜大さん)
「こうして神様に選んでいただいたので、感謝の気持ちを持って“神男”という大役を最後まで全力で務めたい」

加藤さんは去年の選定式では「一番くじ」を引くことはできませんでした。今回はついに思いが叶ったというわけです。

(神男に決まった 加藤稜大さん)
「去年くじを引かせてもらったとき二番くじ。すごく悔しい思いをして、この1年間過ごしてきたので『ことしは絶対引いてやるぞ』という気持ちで臨んだ」

加藤さんは選定式の後、神社で参拝を終え、稲沢市内の自宅へ。先祖に神男になったことを報告。

そして、歴代の神男経験者でつくる「鉄鉾会(てっしょうかい)」から、父親と妻ら加藤さんの家族に伝えられたことは…。

(神男経験者 鉄鉾会)
「お父さん、お母さん、奥さまの前で、いろいろあるけれども、最後までやり遂げられるようにお願いしたい」

これまで1回も触れられなかった「神男」に自分が…

加藤さんは、その後に美容室へ。“神男”は身を清めるために眉毛以外の全ての毛を剃り、生まれたままの姿になる必要があります。

散髪後、加藤さんは。

(神男に決まった 加藤稜大さん)
「坊主にしてから、より一層(神男に)なったという実感が沸いてきた。育ててくれた両親や奥さんに感謝を込めて、祭りまで臨みたいと思います」

今、26歳の加藤さんが初めてもみ合いに参加したのは中学3年のときだったといいます。

(神男に決まった 加藤稜大さん)
「(もみ合いに)10回出ているんですけど。正直、“神男”に触ったこともなく、1回でも触りたいと思っていたが、触る前に自分が(神男に)なっちゃった。覚悟を持って、ここに来ているので不安は特にない。より一層、腹を決めて最後まで臨みたい」

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