はだか男の激しいもみ合い 国府宮はだか祭に“知られざる”準備があった「境内の砂利ぜんぶ取り除く」愛知・稲沢市
CBCテレビ / 2025年1月30日 19時11分
30日の神男選定後、祭り本番を前に様々な神事が行われることになりますが、地元、愛知県稲沢市での準備は、これまでも進められていました。
(田中雄一郎さん)
「(Q:きょうは何をしている?)はだか祭に向けて、ばらす(砂利)を全部取る。“はだか男”たちは裸足(足袋)なので、砂利があると危ないので土の状態に」
足袋を履く“はだか男”たちは、国府宮の参道から楼門をくぐり、ゴール地点の儺追殿に向かって、もみ合いながら進みますが、境内の砂利は、けがの原因になります。
このため、敷き詰められている砂利は祭り前に全て取り除くことが大事です。
砂利の回収は基本的に手作業。重機を使うのは最終的にトラックに積み込むときだけです。
この日、中心となって作業をしていたメンバー3人を取材すると、神男が飛び込む「儺追殿」の増設や、桟敷席の設置などは12月中にはスタート。
これまで「裏方」として25年以上、こうした準備作業を続けてきたという田中雄一郎さんは、準備作業の中でも「砂利の除去」が「過酷」だと言います。
(田中雄一郎さん)
「体力的に一番きつい」
“神男”の経験者も裏方として
共に作業する伊藤竜太郎さんは、実は1987年の「神男」でした。
(伊藤竜太郎さん:1987年取材)
「最高です。それだけです」
さらに、山田和義さんは2003年の「神男」。
(山田和義さん:2003年取材)
「この大役を仰せつかりまして」
祭りへの愛と「裏方」としての誇りが、皆さんを突き動かしています。
(伊藤竜太郎さん)
「神男だけでなく“はだか男”も、けがのないように思いも込めて」
砂利は2日間ほどで全て取り除きます。
(田中雄一郎さん)
「これを裏に持って行って、きょうの作業は終わり」
(伊藤竜太郎さん)
「また残りました。あしたも頑張ります」
この日に5時間ほどかけて集めた砂利は2トントラック2台分でした。
この砂利は今後、少なくなった箇所の補修用に使われ、祭りが終わると境内には新たな砂利が敷き詰められるということです。
この記事に関連するニュース
-
人々の厄を一身に…国府宮はだか祭『神男』に地元出身の26歳男性 去年は逃していて幼い頃からの念願叶う
東海テレビ / 2025年1月30日 22時5分
-
国府宮はだか祭の“神男” 26歳の会社員に決定 眉毛以外の毛を剃って“生まれたままの姿”に 本番のもみあいは2月10日 愛知・稲沢市
CBCテレビ / 2025年1月30日 18時13分
-
2度目の志願で…『国府宮はだか祭』今年の“神男”は地元・稲沢市在住の26歳男性に「大役を最後まで務めたい」
東海テレビ / 2025年1月30日 11時50分
-
はだか祭り「西大寺会陽」を前に「事始め」の儀式 宝木を作る道具を手入れ 岡山
KSB瀬戸内海放送 / 2025年1月27日 17時52分
-
ロス移住の30代元女性アナ→“築70年一軒家”の荒れた庭を大改造すると…… 衝撃のリフォームに「凄すぎます!」
ねとらぼ / 2025年1月25日 17時5分
ランキング
-
1エレベーターで男性挟まれる事故 脳にダメージ受けた可能性も
KKT熊本県民テレビ / 2025年1月30日 19時49分
-
2奈良県の”メガソーラー計画”断念 山下知事「地元の理解が得られない」 より小規模なソーラー施設を検討へ
ABCニュース / 2025年1月30日 18時24分
-
3旅券発給拒否、二審も「違法」=安田純平さんの訴え認める―東京高裁
時事通信 / 2025年1月30日 19時26分
-
4救助作業阻む新たな陥没と水 トラック運転席は目視できず 八潮陥没事故
産経ニュース / 2025年1月30日 17時50分
-
5東大阪の山中切断遺体、衣服や所持品身につけず 「警察官40人ぐらいで捜索」と近隣男性
産経ニュース / 2025年1月30日 17時2分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください