1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

「事故に衝撃を受けている…」陥没事故受け愛知県でも下水道管を緊急点検 深さ約11メートルのマンホールに調査員が入る 約150か所で順次

CBCテレビ / 2025年2月3日 19時9分

CBC

埼玉県で起きた道路の陥没事故を受け、愛知県岡崎市でも下水道管の緊急点検が行われました。

(荒川栞記者)
「岡崎市の公園です。下水道管の点検のためにこれから作業員がマンホールの中に入ります」

3日緊急点検が行われたのは、流域下水道としては愛知県下で最大規模の、矢作川流域下水道の下水道管です。点検の対象となったのは、県が管理する全長約72キロのうち、内径が2メートル以上の下水道管およそ39キロ分です。

点検では、深さ約11メートルあるマンホールの中に調査員が入り、下水道管の内部を見ながら「土砂が堆積していないか」、「管と管のつなぎ目にずれがないか」、「腐食や破損がないか」などのポイントを一つ一つ確認していきました。

(愛知県上下水道課指導管理室 山口泰志室長)
「(埼玉県の事故に)衝撃を受けている。皆さんの生活の大事なところを担っていると再認識した。日々の維持管理をしっかりと地道にやっていくことが大事」

愛知県には政府が要請した緊急点検の実施対象地域はありませんでしたが、矢作川流域下水道では、下水処理場の増設に伴い、今年度から処理能力が向上して、緊急点検の対象となる規模に達していたため、今回県は緊急点検を行うことにしました。

名古屋の繁華街でも以前陥没が…

「下水道管の破損」が原因と考えられている埼玉県で起きた陥没事故。実は愛知県内でも、これまでに「下水道管の老朽化」が原因となった道路陥没が起きていました。

2016年には名古屋市千種区の道路で、長さ・幅ともに2メートル、深さ1.5メートルの穴が…。

その翌年には名古屋市中区錦でも、長さ・幅ともに20センチ、深さ25センチほどの陥没が発生しました。

愛知県には政府が要請した緊急点検の実施対象地域はありませんでしたが、矢作川流域下水道では、下水処理場の増設に伴い、今年度から処理能力が向上して、緊急点検の対象となる規模に達していたため、今回、県は緊急点検を行うことにしました。

(愛知県上下水道課指導管理室 山口泰志室長)
「(埼玉の)原因は何なのか。今に加えて何かをやらなければいけないのか。今の状況を把握して考えていきたい」

3日の点検では異常は見つかりませんでしたが、県では今後、岡崎市をはじめ、近隣の豊田市、安城市、西尾市のマンホール、約150か所で中に入り、順次下水道管の点検をしていくということです。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください