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“電照菊”の栽培に欠かせない照明と暖房「電気代+重油代」の高騰が農家の経営を圧迫 愛知・田原市

CBCテレビ / 2025年2月6日 17時56分

CBC

愛知県田原市で27年、電照菊を栽培している渡会理史さんのハウスでは、電気代と重油代の高騰が経営を圧迫しています。

人工的に光をあてて菊の出荷時期をコントロールしますが、この時期に渡会さんのハウスでは毎日夜11時から4時間電気をつけています。

(電照菊農家 渡会理史さん)
「電気代が上がっているところが経営に対してきつい。冬だと暖房ですよね。重油を使って暖房をかけているので」

渡会さんの1つのハウスにかかった、2023年と2024年の電気代をグラフで表してみると、ほとんどの月で2024年が2023年よりアップしました。

(電照菊農家 渡会理史さん)
「(電気代は)年間で比較すると、(去年は)前の年より十数パーセント上がっている。(金額にすると)30万~40万くらい」」

菊の栽培に適した温度は13℃~18℃

猛暑の夏の時期はハウス内の温度を少しでも下げるため、「暖房機」の送風機能を使って温度管理したということです。

一方、冷え込む今の時期はハウス内を暖めるための暖房は欠かせず、天井のカーテンを二重にするなどして保温対策にも余念がありません。

(電照菊農家 渡会理史さん)
「(温度が低いと)茎が赤くなったり、花の白い色が純白にならなかったりする」

電照菊農家にとって電気代の高騰は暑過ぎても寒過ぎても経営を圧迫するのです。

中部電力は2月3日、ことし11月から来年3月までの電気料金の使用分について、10%割引することを発表しました。これを受けて渡会さんは…。

(電照菊農家 渡会理史さん)
「基本料金が下がるわけではなく、あくまで暫定的な割り引きだと思うので全然安心はできない。国がもう少し農業に対して支援をしてもらえると、すごくありがたい」

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