“頂き女子”に執行猶予付きの判決 男性の恋愛感情を利用「マニュアルを入手し、ウソを重ねた犯行は卑劣極まりない」

CBC

Q被害者に思うことは？
（加藤ありさ被告）「答えるつもりはない」

記者の問いかけに応じず、名古屋地裁を後にする加藤ありさ被告（22）。

起訴状などによりますと加藤被告は、マッチングアプリで知り合った男性5人に好意を抱かせ、「キャバクラで前借りした200万円を返済しなければならない」などとウソを言って、845万円を騙し取った詐欺の罪に問われています。

これまでの裁判で加藤被告は起訴内容を認めていて、検察側は「ホストクラブで使う金欲しさから詐欺を繰り返した」などと指摘していました。

6日の裁判で名古屋地裁の森島聡裁判官は、「マニュアルを入手し、ウソを重ねた犯行は卑劣極まりない」とした一方で、4人に被害弁償をしているなどとして、加藤被告に懲役3年、執行猶予5年の判決を言い渡しました。