ＡＩなどデジタル技術活用したスマートストア 習志野市で実証実験

　ＡＩ＝人工知能などのさまざまなデジタル技術を活用し食品や日用品を販売する店舗、いわゆる「スマートストア」が１２月１５日に千葉県習志野市にオープンするのを前に、報道陣に公開されました。

　習志野市に１５日、オープンするのは食品や日用品を取りそろえたスマートストア「ＮＥＸＭＡＲＴ０１　ＧＯ」です。

　この店舗は、電気機器大手の「東芝テック」がＡＩなどを活用したさまざまなデジタル技術を小売業の店舗運営に活かそうと、実証実験の一環としてオープンするものです。

　店舗には、接客担当の店員はおらず、セルフレジではＡＩ搭載のカメラが、スキャンが済んでいない商品を袋詰めしたり未会計で退店したりする客を検知する防犯システムが導入されています。

　また今後は、バーコードが貼られていなくても、商品をカメラにスキャンさせるだけで登録が完了し、レジスピードを向上させる画像認識システムなど、最新技術を順次導入していくということです。

　東芝テックの千代豊執行役員は「この店舗で検証したデジタル技術を、最終的には他の小売業者にも活用してもらいたい」と話しています。