松野前官房長官の資金管理団体 派閥からの収入不記載で千葉県選管に訂正届出

　衆議院千葉３区選出、松野博一前官房長官の資金管理団体は、収支報告書に記載していなかったとして自民党・安倍派からの収入８６５万円分の訂正を２月５日付けで県選挙管理委員会に届け出ました。

　収支報告書を訂正したのは、松野博一議員の資金管理団体「松風会」です。

　県選管が公表している、収支報告書によりますと、訂正された収入は、自民党・安倍派の「清和政策研究会」を寄付者とするもので、２０２０年の３１５万円と２０２１年の５５０万円の、合わせて８６５万円分を記載していなかったとして、2月５日付けで追加する訂正を届け出ました。

　また、併せて支出の訂正も届け出ていて、２０２０年分は１０万５０００円余り、２０２１年分が３８万２０００円余り、そして２０２２年分で５４５万１０００円余りを追加するなどし、支出の目的はいずれも、「会合費」となっています。

　なお、一連の自民党派閥の政治資金パーティーの裏金事件を受け、自民党はいま、全ての国会議員を対象に、派閥の政治資金パーティーに関する収支報告書の記載漏れを確認するアンケート調査を実施しています。