スクラップヤード規制条例 4月1日から施行／千葉県

　都道府県単位では全国初となる、金属やプラスチックなどの再生資源の保管場所＝「スクラップヤード」を規制する条例が４月１日施行されました。

　この条例は、火災の発生や周辺の地域への悪影響などが社会問題化している、スクラップヤードを規制し、県民の生活の安全を確保することを目的としています。

　条例では、事業者がスクラップヤードの事業を行う場合に、原則として、周辺の住民に対し、説明会を開くことを義務付けています。

　また、事業場ごとに知事の許可を取得することも義務付けていて、条例が施行された１日よりも前から事業を行っていても、許可を受ける必要があります。

　一方、無許可で事業を行うなど、規定に違反した場合には、１年以下の懲役、または１００万円以下の罰金とする罰則も規定されています。

　なお県によりますと、市独自の条例があり県の条例の対象外となる、千葉市と袖ケ浦市を除いた県内のスクラップヤードは、３月末時点で５４２か所確認されていて、県は「不適正なヤードを一掃するため、条例を遵守するよう厳正に指導していきたい」としています。