成田空港 トラック待機時間“見える化”へ

　千葉県の成田空港における２０２４年問題への対策などを話し合う協議会が４月１０日に開かれ、トラックドライバーの待機時間短縮に向けたシステムの導入などが検討されました。

　今回で２回目となる協議会は成田空港で開かれ、空港会社や県トラック協会の会長らが、長時間待機で問題となっているトラックドライバーの負担軽減策について話し合いました。

　成田空港では輸入貨物を運ぶ際、トラックドライバーが最大５時間ほどの待機時間を強いられていて、２０２４年２月に行われた１回目の協議会では、ドライバーらから荷物の搬出状況が見えるようにしてほしいとの要望が上がっていました。

　これに対し、１０日の会合では、ドライバーが荷物を引き取れる時間を確認できたり引き取り日を事前予約できたりするシステムの導入が空港会社から提案されました。

　こうしたシステムは現在輸出貨物の取扱いに導入されていて、協議会では次回の会合が行われる予定の来月をめどに、システムの具体的な導入時期などについて調整を図っていきたいとしています。

成田空港会社貨物営業部　宇野茂　部長
「成田空港会社からも輸出に導入しているシステムを輸入にも導入していく方向性を提案させてもらい、今後具体的に検討を進めていくため皆さん（委員）のご意見をもらいたいところ」